2017年6月23日金曜日

美しい人生

小林麻央が乳がんで亡くなった。多くの国民が「ああ、ついに来たか」と思ったに違いない。ワイドショーでは市川海老蔵との結婚式の朝、化粧準備をしている映像が流れていた。より若く美しく希望に満ちていた。誰が今日の日を想像したことだろう。

幼子二人を残し逝ってしまうことは無念だったろうが、残された子どもは幼さ故に悲しみを感じることはまずない(私は経験的にそう知っている)。ただし周囲の大人たちがサポートする必要はある。早い話しが海老蔵は子ども好きな女性と再婚すべき。そうすれば子どももなついて普通の家族のように過ごしていける。これが多感な中学高校のころになると反発してうまくいかないかもしれない。海老蔵の周囲にはすでにこういった配慮を考えている冷静な連中がいるはずだ。

小林麻央は死して多くの人に幸運をもたらすかもしれない。医者や国がいくら「乳がんの早期発見のため検診を受けましょう」といっても足を運ばないのに、今や乳腺関係のクリニック、病院には多くの女性がわんさと押しかけている。ずっと以前から毎年検診を受けているカールが「以前は予約も簡単だったし、それに何時間も待つことはなかった」とぼやく。今日外来に付いていた光鳥Nsが「私も友だちの馬背雪ちゃんとマンモグラフィーの予約をした」と言っていた。まだ25、6才だ。以前なら検診なんて考えもしなかったはず。いまや日本人女性の11人に1人が罹るといわれる乳がん、この流れなら命を落とさずにすむ人が何百人何千人にもなるだろう。

麻央ちゃんって可愛さと美しさの両方ある人だったな。それに誰にでも愛される敵を作らないキャラクターだったように思う。乳がんでの早世が運命だったならばそれはそれで意味のある人生だった。美しい生き方をしたといえる。でも自分の関係者にはやはりそうであって欲しくはない。自分も周りの人も健康で長生きはしたいし、して欲しい。合掌。

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