さて、天気予報では、今日の午後から10年に一度の大寒波がやって来て、南九州でも降雪があり、道路の凍結による交通機関の遅れや水道管破裂の恐れがあるから十分に気を付けましょう、とのアナウンスがかまびすしかった。昨今の天気予報は十分信頼に値する。これは明日朝の通勤が問題になると危惧した。もしかしたら病院から帰らず一晩泊まって明日の通勤を避けるのが賢明ではないかと念のためお泊まり用の下着を持っていった。
もし雪が明日朝まで残れば、高速道路は100%通行止めだ。となると鹿児島蒲生線の県道も通りにくく、海岸沿いの10号線が通勤路になる。うぎゃー、10号線は雪は積もらないが渋滞がほぼ必発だ。7年前の同じ1月25日大雪の時は病院到着が午後になったのを覚えている。それで今日の夕方の雪の降り具合情報を待ってから決めようと思った。すると、17時半頃、カールからLINEで自宅団地付近の様子が写真で送られてきた。
うわっ、これはいかん。今でこの状態なら明日朝まで凍結が続き、団地を出るのも恐る恐るだ。これで病院居残りを決断した。青雲会病院に勤務して20数年、雪や台風で帰らず居残るのは初めてのことだ。外科のキブンDrや外来のホントだ師長も泊まるという。コンビニに弁当を買いに行き、シャワーは手術室のを借りて浴び、内視鏡室に暖房を入れてネットやるなどして過ごし、隣の点滴室のベッドで寝ることにした。買い出しに行く前の車を見るとすでにフロントガラスには凍りついた雪がへばりつき、ヒーターで温めないと前が見えないくらいだった。寒い!深夜、点滴室から病院前の駐車場を見ると一面雪が積もり、しーんとしていた。南国らしからぬこの銀世界、子どもの頃は雪が積もるとワクワクしたものだが、今は明日朝の様々な面倒さを心配し、静かに過ごそうと思うだけだった。後で聞くと、カールは風の音や寒さなどで、一人で家にいるのがさみしく、私がいたら心強かったのにと思ったそうだ。ただ、昨日も書いたように「ゲンちゃんがいるだけでもほんと良かった」と、ネコの手も時には役に立つものだと実感したそうな。さて、明日の雪景色、どうなるか。鹿児島では県人それぞれミニドラマが起こることだろう・・。
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