今日は文化の日でお休み、しかも何の予定もなかった。それで最近の楽しみ、メジャーリーグ観戦はいよいよ大詰めのワールドシリーズ第4戦を見た。
ここまでナ・リーグのフィラデルフィア・フィリーズが2勝1敗とア・リーグのヒューストン・アストロズをリードしている。事前の予想ではほとんどがアストロズ有利となっていて面白い展開になっている。ただ私は改めて両軍の成績を見比べると、レギュラーシーズンの打撃面のデータではフィリーズがやや上回っていて、投手成績は明らかにアストロズが上回っていた。となると、短期決戦ではフィリーズは投手さえ持ちこたえればいい勝負なるわけで、シーズン後半に投手陣を建て直したおかげでリーグ6位という最低成績からポストシーズンをここまでのし上がって来たわけだ。
前戦は7ー0とフィリーズが投打ともに圧倒した。しかしーだ。今日はアストロズが5ー0でしかも何と投手継投ではあったがノーヒットノーランを達成したのだった。いやー、驚いた。ワールドシリーズともなると相手もたいていは強力打線だし勝つために必死だから滅多にノーヒットノーラン試合は出ない。アストロズの先発投手はハビエルで球速は時速150kmを少し越えるくらいなんだがフィリーズの強打者らがみんな空振りをする。6回まで四球を2個与えたのみでノーヒットで降板しリリーフに後を託した。かつての江川卓投手もだったがスピードガンでの表示は150kmいかなくても球の伸びがすごく初速終速の差が少ないタイプのようだ。だから打者が振り遅れる。↓アストロズのハビエル投手。
この後に出てきたリリーフ陣も1回ずつを投げ、とうとうノーヒットノーランをやってのけた。ワールドシリーズでのノーノーはあの有名な1956年ヤンキースのドン・ラーセンがドジャース相手に完全試合を達成して以来66年ぶり2度目で継投での達成は初の快挙ということだ。これで2勝2敗になったが、昨日の完封負けを払拭して余りあるゲームをものにしどうやらアストロズが本領を発揮しそうだ。見ていてやはり日本の野球と比べてもスピード、パワーはメジャーリーグの方が一枚上だ。日本一流選手がメジャーリーグに憧れるのも分かるわ。オリックスの吉田正尚はメジャー希望らしいがこれだけの選手が揃っていては日本ほどの成績は残せないのではないか。大谷翔平はだから規格外のすごさってことだ。かようにメジャーリーグはすごいが、大谷やハビエルはそれぞれ日本とドミニカ出身だから来春開催される国別対抗戦のWBCでは出身国に所属する。国別なら日本にも勝機はあるかな。この半年、元はと言えば大谷の活躍を追いかけてがきっかけでメジャーリーグを見続けることになり、改めて野球の面白さ、そして一流選手らのプレーはすごいと実感した私であった。
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