2021年4月5日月曜日

日本には日の丸がよく似合う

名付けの話だが、例えば「東」さんや「西」さんに「洋一」というありふれた名前を付けると、「東洋一」「西洋一」となりなかなか格好いい。実際、鹿児島には「東洋一」という開業医がいるようだ。そこで私は「日本」という名字に「一(はじめ)」と名付ければ「日本一」になって面白いよねえと内視鏡室のスタッフに話してみたが、あまり乗ってくれなかった。そもそも「日本」なんて名字の人は聞いたことないしね。

そんな会話がつい先週あったばかり。すると何と今日の人間ドックの利用者にいたではないか、「日本(にっぽん)」さんが。残念ながら名前は「一」ではなかった。聞くと住んでいる地域では「日本」さんはたった1軒だけということ。私は「ちなみですが、兄弟や親戚に『一(はじめ)』さんていませんか」と尋ねたが「いません」だった。うーむ残念だ。

そんなこんなで胃カメラも終わったのだが、観察中にハッとなった。ある良性所見が目に付いたのだ。内視鏡の教科書では「病的意義のない所見」として知られている。たつやまDrにその画像を見せてみた。「あ、これは『日の丸状紅斑』ですね」とすぐに正解を言った。下の画像の白地に赤い丸の部分を言う。

「ふむ、だよね」と言い、続けて「でもこの人の名前を見てごらん」・・「あ!」

さすが、日本さん。日の丸がよく似合う(⌒о⌒)。

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