夜中にネットで「ゴーン逮捕」の文字が目に入った。何々、あの日産会長のゴーンさんが逮捕されただって?これはビッグニュースだ。役員報酬を偽っていたとか。10億でもすごいと思っていたのにその倍もらっていて少なく見せかけていたとか。いやはや、しばらくはこのニュースで持ちきりだろうな。
でも私が気になるのは日産が業績回復しようがしまいがゴーンさんがいてもいなくても今の日産に魅力ある車があるのかという点だけだ。せいぜい今はe-POWERのノートくらいしか思い浮かばない。ゴーンさんがいなかった前も買いたくなる車はほとんどなかった。運転免許を取得して約40年、真剣に日産車購入を検討したのは1988年ごろのシルビアくらいだった。迷って迷ってホンダのプレリュードにしたのだが、売れ行きはシルビアの方がよかった。その後4ドア車を買おうと思ってスカイラインとホンダのビガー(アコードインスパイア)を比較したが燃費、狭さ、内装など1回見に行っただけでスカイラインは脱落した。それから8年以上経ってオデッセイかそれ以外を検討した際に日産のプレサージュを見に行った。しかし高床で乗り降りが不便そうだったし値段もその割には高く、オデッセイの方がずっとよくここでもホンダになった。このプレサージュ、その後2代目が出たようだがいつの間にかひっそりと販売中止になっていた。すでにゴーンさんの時代になっていたがその後車購入の際に日産車をリストアップすることはなくなった。コストカットし無駄をなくすのは結構だが車そのものの魅力がなくなっては・・。
今から40年前、もう信じられないことだが、大衆車部門ではトヨタが強かったが排気量1800cc以上のいわゆる中型車部門はトヨタより日産の方が販売台数は多かったのだ。ブルーバード、スカイライン、セドリックなどトヨタに伍してそれこそライバルとしての存在感があった。しかし会社の体質なのかいつの間にホンダに抜かれ、最近では海外市場にばかり目を向け良い車を国内に提供しようという雰囲気がない。もしゴーンさんがいなくなることで日産がかつての元気さを取り戻すならこの一件はいいことかもしれない。
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