2016年4月28日木曜日

指宿秀水園へ

今日の午後から休みで明日からゴールデンウィーク。このタイミングを利用し昼過ぎから指宿へ一泊二日ミニ旅行へ出かけた。せっかくだからと老舗の「秀水園」にした。実は利用するのは初めてで、料理部門ではいつもプロのアンケート1位を取る有名旅館でありながら縁がなかった。同じ指宿では「吟松」や「白水館」には泊まったことはあるのだけど。数日前に私が思いついてネットで調べると空きが十分にあった。例年ならこの時期の休日前は予約でいっぱいで泊まれないはずだ。新聞によるとGW期間指宿だけで1万7千人のキャンセルがあったそうで熊本地震の影響は大きい。

特に急ぐ理由もなくオートドライブモードでちんたらと国道225号から226号線を南下していった。指宿市内に入りちょうど海岸沿いに道の駅があって駐車した。「いぶすき彩花菜館(さかなかん)」という名前が付いていて篤姫ゆかりの説明板があったり錦江湾が目の前で南に知林ヶ島、北に桜島が見える景色のいいところだ。(左奥に小さく見える島が知林ヶ島)

でもー。
海面の写真を撮ったときにふとこれが津波だったらと想像してしまいゾッとした。展望台は大丈夫かなとかすぐ近くの民家は全部呑み込まれてしまうナーとか。店の中は指宿の農家直送の特産品がたくさん陳列されていた。農家の名前付きだ。そら豆、海草サラダ、つわの他陰干枇杷の葉なんてのもあって、カールは「え、葉っぱが金になるの?これくらいならうちの庭の枇杷の葉でも出来るかも」と言って手を出さなかった。色々見て回るも結局は何も買わない。これはいつものパターンだ。

ホテルに近づくと、ちょうど藁葺き竪穴式住居の復元したものが目に付き「橋牟礼川遺跡」とのことで立ち寄った。大正13年に国指定の遺跡になったというから結構歴史がある。でも知らなかったわ。

住居を覗いたり、土器工房、鍛冶炉などさらっと見て写真撮って秀水園に着いた。建物はそんなに新しくないもののエントランスは薩摩焼や絵画などありぽっと出の旅館でないことをアピールしている。部屋に案内され抹茶とお菓子を頂くと「砂風呂は?」と言われたが過去何度か入っているしですぐに館内の温泉に向かった。ちょうど先客が一人着替えて出るところで中に入ると誰もいなかった。そしてそこから出るまでだーれも入って来なかった。サウナ、露天と全部独占だったよ。ちょうど夕食前とはいえお客さんいるの?食事は個室で部屋はどこも名前が貼り付けられお客はちゃんといるよう。余計な心配だったか。

料理の味付けはそんなに濃くなく素材の味を生かすようなものだった。特にあわびの素味噌焼きは美味しかった。
一つ一つはもう少し量があってもと思って食べていたが最後のデザートにころには結構お腹いっぱいになっていた。「部屋に帰るとぜんざいも準備しています」と言われ、うへとなった。帰室する前に1階ラウンジで幕末偉人の掛け軸を見たり庭を散策し時間をつぶした。ぜんざいは少し冷めていたけれどなかなか美味しかった。(↓は西郷さんの掛け軸。本物なんでしょうねぇ。「何でも鑑定団」を見ていると掛け軸なんて一番偽物が多いから・・)

最初は「そんな旅館に一泊だなんてちょっとぜいたくじゃ」と言っていたカールも満足してくれよかった。この手の企画は苦手な私なんだがやる時はやるんだでー。ふっふ。

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