いやー、囲碁の井山裕太、やったねー。十段戦で3勝1敗でタイトルを取りついに七冠達成だ。これは奇跡的な偉業だ。ただ20年前に将棋で羽生善治が七冠達成しているのでそこは興奮の度合いがやや落ちるがそれでもすごい。ともに20才代半ばという共通点があり頭脳ゲームはこのあたりがピークなのかもしれない。囲碁には詳しくないサブアラドDrが「それってそんなにすごいことなの」といぶかしがっていたが、こっちは口をあんぐりだ。例えばゴルフやテニスなら四大メジャー大会を年間すべて勝利するグランドスラムに匹敵し、これなんか近年では男子では誰もいないんじゃないかな。高校野球なら秋の神宮、春センバツ、夏選手権すべて優勝に匹敵し、これは1998年の横浜高校が一校のみ達成している。まあざっと50年に一度あるかないかというレベルの出来事なんだ。
小学時代の井山少年の囲碁をTVで見て驚き、感動したことを思い出す。小学2年くらいであれくらい急所急所に手が行くのは見たことがない。すごい才能と思った。それから20年足らずで七冠達成とは・・。ただ世界戦では早碁の優勝はあるがビッグタイトルがないからやや物足りたりない向きもあろう。実は国内戦の方が賞金を考えると率がよくどうしても国内のスケジュール優先になってしまう。中国、韓国は世界戦重視がはっきりしているし、集中して鍛えるから強い若手がどんどん出てくる。手強いけれど井山ほどの才能なら世界戦に集中すれば一つや二つのタイトルは取って欲しいし取れると思う。
今週も水曜日が当直でこれで3週連続だ。今夜の当番看護師はタッピーNsだった。彼女といっしょだと何かのきっかけにダベリングしやすい。まあ噂話好きの彼女のこと、私も疲れていなければ憂さ晴らしで面白い。それはいいとして彼女の話しで面白かったのが今日病院にあった相談電話の二件。
一つは「お昼に梅干しを食べてしまって夕方ウナギを食べに行くことになった。どうしてもウナギを食べないといけないのだが、食べ合わせはいいか」というもの。いいかどうかは私もよく知らない。しかし病院が答える筋合いでもないと彼女は判断しお答えできませんと断ったそうだ。それでよし!
もう一つは息子の下痢、腹痛を心配する高齢の母親からの電話。昼間に別のクリニックで診てもらったというその息子は37才だとか。「何が考えられますかね」とタッピーNsに尋ねてくるので「それなら病院に来てもらわないと分かりません」と彼女は答えた。すると「いや、実は息子は福岡にいるんです。症状が良くならないというからどんなもんだろうと思って・・ええ、息子が可愛くて仕方ないんですよ」という話しが続くのでイラッとしながらも丁重にお断りしたんだそうな。いやはや・・。
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