土曜は外来のみにしているが他医紹介の緊急内視鏡があった。下血は虚血性大腸炎か憩室出血が多いが珍しくポリープ出血だった。世間の人が思うほどポリープからは出血しないものでせいぜい便潜血くらいなのが径2cmほどもあり動脈出血を来していた。これは止血処置ではなくポリープごと内視鏡切除した。断端面はクリップ止血で再出血を防ぐ。この患者はまだラッキーだ。普段検査を受けない人が症状があって初めて受けたらすでに進行癌なんていくらでもある。大腸癌は基本、症状がない。それに増え続けていてすでに胃癌より多い。中年といわれるようになったらぜひ検診をだ。
午後はすぐには帰宅出来なかった。3月分のレセプトがたんまり溜まっていたからだ。医局で電カル相手にカタカタやっていたが当直Drにも悪いので内視鏡室に降りてそこで作成していた。15時くらいにどうにか終わる目処がたって一息ついた。レセは終わっても明後日の朝礼スピーチも取り組まないといけない。新人さん向けの内容で、結論は決めずにとにかくスライド作成を始めた。明日もあるが午後から麻雀の約束をしているので今日のうちに取りかからないとな。毎回ぎりぎり準備にみえるがこれでもかつての自分からすると早いほうだ。以前は徹夜で直前に仕上がるパターンだった。
内視鏡室から外来を通って帰ろうとしたら、今日の当直担当ネークチダ看護師がいて「先生、いまだに冬ソナから抜け切れていません」と携帯に取り込んだイメージビデオを見せてくれた。それに私が貸した冬ソナ本も読むという。「ほら、言うたとおりやろ」そんなにハマるかなぁと最初は半信半疑だったのに。すでに10年以上前の韓ドラが20代男性をその世界にどっぷり浸からせる。恐るべし冬ソナ!
帰りは17時前になっていた。病院近くの田んぼではレンゲ草がいっぱいに咲いていて背景の桜島ともどもきれいだった。運転中だったが即デジカメで撮影したが、それにしてはまあまあ上手く撮れたほうだ。レンゲって何で植えるのかなと帰宅してカールに聞いたら「肥料になるんでしょ」だって。ネットで調べると確かにそうだった。農家の人も必要があってタネをまいているわけだけど世間の人は風景を楽しめる。続いて欲しい肥料法だ。
http://www.ja-gp-fukuoka.jp/education/akiba-hakase/002/020.html
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