先週に引き続き姶良郡医師会の会合に出席した。前回は急性期病棟について、そして今回は回復期病棟についての郡内の連携や国の病院行政にどう対処するかという議論が1時間半みっちりとなされた。医師会について圧力団体だなどといまだ4、50年前のイメージを持っている人もいるかもしれないが、医療問題についていたってまじめな取り組みをしていると理解して欲しい。私も青雲の副院長になってこの手の会合に参加する機会が増え地域医療のために頑張っているんだなとよく分かるようになった。
終わってすぐに参加していたカジキマグロ病院のハイデン院長に「やあ、こてる先生久しぶりー」声をかけられた。ハイデン先生は第二内科で私の最初の指導医だった方である。親の代から引き継いだ鹿児島市内のハイデン病院とカジキマグロ病院と病院経営をしているが「今後が大変」と苦労話が話し足りないようだった。そして隣町に顔の見えるドクターがいるのが非常に心強いと言っていた。私も医療経営にからむ話題は最近少しずつ分かるようになったとはいえハイデン先生の次から次に出てくる用語や問題など追いつくのが精一杯で曖昧な相づちを打っていた。
「年取ってくると医学や医療よりその周辺への関心が高まってくる」と、昔、かしましい病院の高楼院長が言っていたのを思い出す。私もそんな時期に近づいているのだろうか。好むと好まざるにつけその手の仕事が増えつつあるこの頃だ。
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