夜は県医師会会館であったピロリ菌の講演会に行った。少し遅れたため前半は聴きそびれたが三次除菌の方法についての話を聴くことが出来て良かった。抗生剤グレーズビットを使うのは青雲でもやっていて、ただタケプロンやパリエットなどPPIを通常の2回/日ではなく4回/日投薬する方がいいというのは知らなかった。当然保険診療では処方できない量だ。三次除菌そのものが保険外診療だから関係ないとはいえ使うもんだねえ。三次が失敗したら四次、五次とアイデアがあるそうだが現実にはそこまで続けるケースはほとんどなく、治療する側も受ける側もよほどのことがないとできない。私が三次除菌した患者でもし失敗したらきっと四次五次まで受けただろう人がいた。頭の中がピロリ菌でいっぱいでノイローゼっぽくなったおじさんだった。日記ネタにもしたことがある。そう思えば一つの病気を徹底的にやっつけるって執念がいることなんだ。
聴衆者は消化器系だけあって知り合いがいっぱいいた。その中で隼人の波乱口先生がいたのには驚いた。80才代後半のはずだが内視鏡診断ではひとかどの先生でまだまだ現役、治療にも意欲を燃やしている様子だ。いや、それの執念にも頭が下がる。感服!
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