2018年9月23日日曜日

休日出勤、意外な下血の原因は

さあて今日のパソコンはiTunesのデータ移動だ。で、予想どおり手こずった。このところ分からなければネット検索で調べるようにしている。必ず同じような相談をしている人がいて誰かが教えてくれているからだ。それでどうにか移動できたのだが、曲がABC順に移動されかつての並び順は崩されてしまった。マイプレイリストはなくなりまた作り直さなくてはならない。前のまま保存できる方法があるらしいがもう面倒で・・。iTunesにはかつて自分の持っているCDをあらかた読み込んだものだがパソコン新調のたびに失敗してもう一度入れ直したりした。今回はそれをしなくて済むだけで有り難いという気分だ。

なんの予定もない日曜のはず・・だったが、午前10時37分に病院から電話が鳴った。日当直の光鳥Nsからで病棟Nsからではない時点で緊急内視鏡依頼と察しが付いた。下血の高齢患者でヘモグロビン(Hb)が7まで下がっていると聞けばこれは行かざるを得ない。腹痛なく下血で貧血がひどい場合はまず大腸憩室出血を考える。腹痛なしの貧血だけなら大腸癌も考えられるが下血が止まらないという状況は極めて稀だ。腹痛、下血あるが貧血はそれほどでもないパターンは虚血性大腸炎が圧倒的に多く患者さんもきつがるが、その場合は私見では休日の緊急内視鏡は不要ではとさえ思っている。検査して虚血性大腸炎と分かれば数日から1週間でほぼ治癒するし非常にたちがいいからだ。

憩室出血は出血源の発見が命で発見率は全国的にも2、3割だが私は粘りに粘って腸管内を検索するので5割を超えている。今日は日曜、じっくり探したろか。

ただ、ニフレックの前処置をしていないので血や糞便、残渣は当然残っていた。下血だけでなく下痢もしていたので残便がそれほどないのは良かったものの、当てが外れたのが憩室が全くなかったことだ。あれれ?しかし出血は確実にあり上行結腸まで挿入すると割に新鮮な血液が付着していた。うーむ、この辺りにきっと出血源はある。で、結局盲腸まで入れて分かったのが毛細血管の集まりがありそこからじわじわ出血していたということ。非常に珍しいが抗血栓予防剤をこの人は服用していてそれも症状悪化の原因になったようだ。(↓上が毛細血管の集まりでこの画像では出血していないが、下の画像は出血中)

この場合の治療はAPCで決まりだ。アルゴンプラズマ凝固法といってアルゴンガスを照射すれば簡単に血は止まる。出血源の毛細管血腫以外にも毛細管拡張している部位が散在していたのでそれらを10ヶ所ほど焼きまくった。(↓がアルゴンガスで焼いた直後)
これでよし。あとは入院指示を出して終わり。これが連休明けバタバタの火曜日でなくてよかった。(画像をデジカメに撮るのを忘れていた。後でアップします)

帰宅して今度は「Photoshop Elements 2018」のインストールだ。これはきっと簡単なはずだと思っていたがまたもや一苦労させられた。パスワード設定がうるさく何度も失敗した。Mac側が「強力なパスワードを設定」してくるのでそれにするとなぜかadobe側が反応してくれない。これで5、6回以上やり直してやっとインストールに成功、ほんまいい加減にせんかい。ただ、新しいフォトショップは非常に使いやすそうで前回購入の「Photoshop Elements8」が10年近く前の製品だったから進歩の恩恵を実感できるはず。また年賀状の時期に活躍してくれるだろう。ふう、あとは宛名職人とWindows10の導入か。急ぐものでもないのでこれらは後回し。パソコン設定って疲れるって何度も言っているでしょ。

0 件のコメント:

コメントを投稿