南日本新聞のみなみネット欄に鮫島昭一さんという68才の男性が日本百名山踏破達成したという記事が出ていた。100座目は7月31日新潟群馬県境の平ヶ岳(ひらがたけ)だった。最初の山は独身時代の長野の木曽駒ヶ岳で結婚後は年に1、2回家族で山登りする程度だったそうだが、百名山は特に意識することはなく還暦過ぎたころに半数ほど登っていたことに気がつき、4年前、同級生が百名山に挑んでいると知り闘志に火が付いたらしい。北海道ではヒグマよけにホイッスルを吹き続けたり増水した沢で転倒したり、現在は山頂に行けない御嶽山には例の噴火数ヶ月前に登ったという。それで、残り7座を今年の7月21日光岳(てかりだけ)から31日までに一気に登ったという。
ほほう、私より10才年長でも8年で約50座登ったということは頑張れば自分にも可能ということだな。体力や時間より何よりもやる気が大事ってことだ。百名山は見たり読んだりで平ヶ岳、光岳と言えばああ、あの山ねと概観が浮かぶほどの私ではあるが、実際に登ったことがあるのは霧島山(韓国岳、高千穂峰)たった1山のみ。鹿児島の城山(107m)なら小学生の時に100回以上登ったことがあるのだが・・。
百名山ブームで山を楽しむことよりゲームクリアと同じような感覚で踏破する人も増えていると聞く。そういえば第二内科同期の浜ふとDrは今年はまた百名山に登ったのだろうか。彼は一番高い山から順に登って今年は第5位の槍ヶ岳あたりを狙っていたはずだが。今度聞いておこう。百名山踏破ももう少し時間があれば、あと体力が付いてからなどと言っていると10年はあっという間に過ぎる。完全踏破を目標にするならばまずは行動に移さねばネ。徒然草にも物事を成し遂げるのにあれもこれも必要だとやっていると本道から逸れて結局成し遂げられないものだと書かれた章があった気がする。今の私はいつか登りたいと言っているだけで脇道すら歩いていない。ううむ、いつかチャレンジするのかしないのか、今はまだエア登山家を自称するくらいが関の山である。
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