2017年8月17日木曜日

若くても大腸癌

3日前に大腸内視鏡で大腸ポリープをポリペクトミーした二人の患者、いずれもアラフォーの若い男性で二人とも実は腺腫内癌だった。どちらも便潜血陽性を指摘され初めて検査を受けた人たちで、症状は・・全くない。そのまま気付かず放置されていたら数年後は進行癌になってさらに放置していたらもう手遅れだ。今は内視鏡で根っこから切除すればあとは何の処置もなし。抗がん剤ももちろん不要だ。自分が癌になっていたことすら感じずに今後も過ごせる。なんて素晴らしいんでしょう。大腸癌検診はこのようなラッキーな人をたくさん生み出している。受けて全く損はない。

大腸癌で亡くなるのは検査なんか受けたことがなく、そのチャンスは何度もあったにも関わらず、自分は症状もないしきっと大丈夫という根拠のない自信だけで過ごしてきた人たちだ。今回の二人もそういう人たちだったなら、40才代半ばで「なんで自分がこんな目に・・」と悔やみつつ人生を終える羽目になっただろう。たかが検査、面倒でも受ければ最悪の人生から逃れられることもあるのだ。来週、二人には告知することになるが、不幸中の幸いだったときっと分かってもらえよう伝えねばー。

夜は姶良郡医師会の災害担当理事会に出席した。秋は災害訓練があれこれと3回もあり私はそのいずれも出る羽目になりそう。今年で3年目でだいぶ慣れてきたとはいえチト大変か。去年は付き添いの看護師はネークチダにハムジンという屈強の男性看護師たちだったが今年はキコ様Nsに光鳥Nsという若い女性看護師が付くという。おお、それだけでちょっとは元気が出るわい。てきぱきトリアージしよっ!

0 件のコメント:

コメントを投稿