2016年12月1日木曜日

子どもとペットがしゃべれたら(TBS「モニタリング」から)

TBSの「モニタリング」という隠しカメラバラエティーを久しぶりに見た。「もしも突然、怪奇現象が起きたら…怖がる?怖がらない?」は怖がり屋の夫のリアクションが面白かった。それもだが興味深かったのが「もしも、ペットが話しかけてきたら、子どもは…話す?話さない?」というシチュエーションだった。家の中にいる犬が人間の声で子どもに話しかけてくるというあり得ない現象なのだが、最初はもちろん子どもはびっくりするも自然と犬と会話し悩みや親との確執など素直に話しをするようになるという展開だ。

最初の家ではお兄ちゃんが弟とケンカばかりで困っている母親の代わりにワンちゃんがそれとなく諭すとこれが素直に言うことを聞くのである。後で(仕掛けを知っている)母親が来ても弟と物の取り合いをせずいい子になっている。次の家では小学性の女の子がマラソンの練習を最近苦痛に思って来ているところ、ワンちゃんが「一緒に走ろう」と誘い、実際一緒に走り「とても楽しかった」とまた走る意欲を取り戻すという内容だった。

どちらも親の言うことは分かっているのだけど素直になれない自分がいて、それをペットが代弁してくれたり忠告してあげると言うことを聞くのだ。もし子どもが親とだけの世界に閉じこもっていたら親の圧力には敵わず偏屈な性格になるか反発して断絶しか生まないのではなのではないか。そこで大事なのが緩衝役の存在だ。普通はそれは友人だろう。しかし近所付き合いや放課後一緒に遊ぶことが少なくなっている昨今では友人の不在からうまく成長出来ない子どもが増えてきている気がする。不登校の子どもって昔はそんなにいたっけ?今じゃ知人、親戚にそんな子が必ずいる。もしもペットとあんな風に子どもが会話が出来たなら・・子どもにまつわる現代の諸問題が多くが解決するのではと思えた。たかがバラエティーではあったがなかなかに深い内容を含んでいたよ。

1 件のコメント:

  1. 大いに感銘し共感しました。さすがの洞察です。寝太郎

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