2015年1月23日金曜日

AKBオタクとは

そうそう、昨日は久しぶりにヒラメグDrが青雲会病院にやって来た。祖母が亡くなりイギリスからすったもんだして帰国したはいいが体調で気になるところがあって検査にしに来たのだった。しかし見た目は元気そのもので相変わらず若々しい。彼氏がプロポーズしてくれ幸せ気分らしいがチラッと聞くといくつか乗り越えないといけない壁があって単純にるんるんというわけではなさそう。詳しいことは今度の日曜にモツ鍋会がありそこでモツ同様つつきながら尋ねることにしよう。

彼女がお土産にイギリスの「Maltesers」と「FUDGE」というお菓子を持ってきた。「Maltesers」は小さなチョコボールで私が大好きと知ってのことだ。「FUDGE」はキャラメルで噛めばすぐに柔らかくなる甘いタイプでこれもなかなかだった。あー、ダイエットしているっつーにこんな好みのお菓子持って来ると痩せられないじゃん。まったく困った女医さんである。

そうだ、昨日は永竹さんというAKBオタクの40代男性患者も来た。私とは久しぶりの診療で、彼は必ず「あるある はやく いいたい」とプリントされた黒Tシャツを着てくるがやはりそのとおりだった。妙なこだわりがあるんだよなぁ。11月のAKB鹿児島コンサートには当然行っていた。そして最近発売されたAKBのアルバム「ここがロドスだ、ここで跳べ!」をプレゼントしてくれた。オタクにとってはCDの1枚や2枚、人に上げるのが当たり前で彼らにとっては中の握手券などが大事だからだ。私はAKBファンではあるけれど握手会には行かないしコンサートも迷ったけど結局行かない典型的な在宅ファンなのでアルバムもらえるのはうれしい。診察そこそこでAKB談義に興じるが、患者である彼は外来Nsがじろっとにらむにのが気になるらしい。早く引き上げ魔性かというのを引き留め会話を続けた。

近々AKBのコンサートがあり「AKB48リクエストアワー セットリストベスト1035」というものでAKBグループの楽曲1035曲全部の中で曲の人気投票をする。これはその曲を歌うメンバーのファンたちができるだけ上位に上げようとCDに付く投票権のために購入を多くするシステムになっている。かつては「ヘビーローテーション」が2年連続人気1位になりシングルヒット曲がトップになることもあったが最近はチーム4(AKBの4つ「A、K、B、4」のチームのうち末っ子チーム)の持ち曲が2年連続選ばれている(「走れペンギン」「清純フィロソフィー」)。チーム4が今人気あるということだろうが、あるある永竹さんはAKB声優選抜ユニットである「NO NAME」の曲を押し上げるためにCDを何枚も買ったという。さすがやなぁ。おそらく私も好きな「この涙を君に捧ぐ」推しだろう。こうした健気なファンによってアイドル業界は成り立っている。私はどちらかといえば傍観者的ファンだ。とてもAKBオタクとは名乗れない。せいぜいAKB好き中年くらいと自覚した次第。

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