京セラホテルで抗凝固剤の勉強会があった。これはイキナリDr司会、シマッチ院長がパネリストで出るということや主催がタシケントMRやタナカッツMRのベロリンガーだったこともあり、私も参加することにした。ついでに過ごし安病院のサブアラドDrも誘ったらちょうど今日は夜は病院泊まり(当直業務なし)とのことで参加してくれた。これには最近落ち込み気味との担当者タシケント君も喜んでいたようだ。というのは、軽微な交通違反を立て続けにしてしまい会社から1週間の謹慎が下ったからだそうだ。MRは車で各病院やクリニックを訪問し回るのが仕事だからノサバルデスのおおしたそう君などもねずみ取りに捕まる話しはよく出てくる。タシケント君はスピード違反と一時停止でやられたという。しばらく車なしで反省しないさいってことか。そうだ、私も11月初めまで違反するわけにはいかない。3ヶ月違反なしなら例のスピード違反の減点の持ち点が回復する。でも次回更新でのゴールド免許証はない。ま、仕方ないね。
講演テーマは心房細動患者への抗凝固剤の適切使用についてだった。自分が最初に処方することは少ない薬剤だが、最近は内視鏡や入院患者で関わる機会も多い。他分野とはいえ講演内容はなかなか面白かった。会は21時を過ぎ、お開きとなるも、隣の部屋で立食の食事付き懇親会があるというのでそちらに移動するとバッグ抱えていそいそと会場を引き上げようとするシマッチDrがいた。ベロリンガーの担当者が「シマッチ先生、最初の乾杯の音頭を取って・・」と依頼したが、「いや、ちょっと」と言い残し、即立ち去る様子だ。そして「ああ、こてる君がいるから彼にやってもらって」と言いさぁーっと消えていった。ちょ、ちょっと待って下さいよ。門外漢で聴者の一人に過ぎない私に乾杯なんて出来るわけがない。当然のようにイキナリDrがしてくれたが、なんであんなに忙しそうだったのかと言えば、ちょうど日本シリーズの阪神ソフトバンク戦が1-1で続行していてそのTV観戦のためだった。挨拶でイキナリDrが「みなさん野球の試合経過が気になるようですが」と断ってしゃべったのはシマッチDrのことを言っていたのだろう。もし最初からシリーズ対戦が有力視されていたら彼はこの仕事を断っていたに違いないよ、きっと。私はソフトバンクファン、でもそこまでのめり込んではいないので当然懇親会には出ちゃうがな。
「いやー、お腹が空いていたよ」とサブアラドDr。寿司やカニ、ステーキとそこそこ美味しいのがあり私もぱくついた。姶良のオダネストDrなどとも久しぶりに話したり、サブDrと天鳳麻雀、タナカッツMRとボウリングの話題で盛り上がったりと場所は変われど同じ光景だった。サブアラドDrはビールも飲み、「帰りは?」と聞くと「チケットあるので21時半の予約タクシーで病院に帰る」とのだった。なるほどー。こうしたメーカー主催の講演会はその日限りのタクシーチケットをもらうが使ったことはほとんど無い。基本飲まないしマイカーの方が会場に早く着くし早く帰宅出来るからだ。
そんなわけで帰りの車中は音声のみで試合経過を聞きつつ自宅に向かった。まさか延長まで行き危うい場面を乗り切りソフトバンクがホームランでサヨナラ勝ちするとは。シマッチ院長の嘆き声が私の居間まで聞こえて来たっす、いやホント。(⌒о⌒)
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