今日は午前勤務のあと引き続き当直だった。わりにヒマで昼間は医局でレセプトを片付けた後はソファで仮眠しつつTV番組を見ていた。
ドキュメント番組で第二次大戦前のドイツでナチスの迫害が拡大する中でユダヤ人学校とその子どもらを守ったイギリス人女性教師の話をやっていた。大人のユダヤ人男性が強制収容所送りになる直前に機転を利かし娘は「学校に出かけた」とウソをつきその隙にイギリスで脱出出来た例では後で「ウソをついたな」と怒るナチスに「あなたはあなたのお父さんの行動すべてをご存じなの」と言い返しぎゃふんといわせるところなどドラマ以上にドラマチックだ。ビザ発給でユダヤ人を助けた杉浦千畝もそうだが自らの危険を冒してでも人類愛に根ざした行動を取る人は必ずいる。ナチスとそれに熱狂してしまった当時のドイツ人を評すれば性悪説が正しいかと暗くなるが、こういったケースを知れば人類も見捨てたものではないと思うことだった。
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