今日は内視鏡検査がメインの日。そんな中で26才の男性患者の大腸内視鏡があった。この間、大腸憩室炎の疑いで治療を受け、症状は消失するもまだ内視鏡で大腸を観察していないとのことで依頼があった。
そんなわけで普通に検査を開始したのだが、挿入は楽であっという間に盲腸に到達した。私は毎回挿入にかかる時間を正確に調べ、カルテに記載している。この患者さんは0分49秒。おおっと思った。これまで1分以内に到達したケースは何件もあるが、50秒を切ったのはあまり記憶にない。確か大腸を手術した人が一番早く到達出来たはずで50秒を切っていたと思う。しかしそれは反則みたいなもので、自然の大腸の長さの人で50秒未満到達は自分の最短記録かもしれない。↓0分49秒。画像の上の凹みは虫垂孔である。
大腸検査は別に最短時間到達競争ではないので1分や2分の差なんて大したことではない。しかし早く挿入出来る術者は患者をあまり痛がらせないことが多く、観察にも十分時間を掛けられ、術者患者両方に良いことが多い。私の場合到達時間は平均3分台である。ずっと以前は5分前後だったが、内視鏡機器の進歩と検査の積み重ねで短くなった。最近はできるだけ早く挿入しようと意識することも少なくなった。そんな中での、もしやの最短記録かもでちょっぴりうれしかったナ。
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