一昨日の水曜日は忙しかったと書いた。今日、金曜日もこれまた忙しかった。自分の外来に加え「発熱外来」も担当になっていたからだ。「発熱外来」とは、ありていに言えばコロナ外来だ。現在、発熱患者はまずはコロナか否かを調べないと先へ進めない。青雲会病院では毎日数名から5、6名は検査をしている。
ところが本日はなんと45名も検査を行ったのだ。なんという・・。始めに言っておこう。すべて結果は陰性でつまりコロナ患者は一人もいなかった。こんなに検査数が多くなったのは、他医で判明したたった一人の陽性者と接触した可能性がある人たちが多かったから。保健所からの検査依頼の要請もあった。その人たちはみんな無症状で、私は接触なしで検査指示と結果確認のみ行った。通常の発熱があって検査した人数人には、私は結果を車内へ伝えただけでほとんど接触なし。
実は検査した45名の中に一人だけドクターがいた。それは私である。朝からなんとなく疲れ気味で狭い風除室にいるとじとーっと汗もかいてきた。試しに体温はというと36.7℃で発熱はない。しかし日頃の自分は35℃前半のことが多い。万一のことを考えPCRを受けることにした。副師長のズッシリNsが「ちょっとだけ我慢してー」と鼻奥に細くてしなやかな綿棒を入れてきた。じっと我慢する。採り終わったと思ったら「あらぁ?」と戸惑うズッシリNs。そして言うことが「この綿棒じゃないー!」
現在青雲会病院では一度にまとめて何人も検査出来るが数時間かかるPCRや1人1回だけだが1時間で分かるPCR、抗原検査などいく種類も検査法がある。唾液で判定出来るものもある。私の場合1時間で分かるPCRだったが使う綿棒が違っていたため「もう1回だけー」とぐりぐりをまたやられてしまった。くーっ!
結果が出るまで風除室で電カル記載などして待っていた。結果は先ほど書いたとおり陰性。午後には症状もすっかりなくなっていた。ところが「こてる先生がPCRを受けたらしい」と噂(真実だが)が広がっていた。内視鏡室のスタッフなどかなり心配していたらしい。いや、念のためですって。↓風除室にて。私の右背後にあるのは陰圧にする器械。
冬を迎えるにあたって、病院は近くの大駐車場にプレハブを作り効率よく検査出来るようにする。近々それが始まる予定でまだまだ対コロナとの戦いは続く。
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