2019年1月26日土曜日

クビトバに勝ってこそ

出水で新幹線に乗ろうとしたら、ふと近くにブンぺぇDrがいるのを見かけ、向こうも「こてる先生?」てな感じで見ていて、「久しぶりだねー」といっしょに3号車に乗り込んだ。聞けば去年の8月から長島の診療所に勤務していてたまに鹿児島市の自宅に帰る生活なんだそうだ。彼は研修医1年目の時にイケシュー、くぼ地Dr3人青雲会病院に来て半年間研修を受けた。イケシューDrとはその後麻雀で何回か会うことはあったがブンぺぇDrとはほとんど会う機会がなく今回で15年ぶりくらいじゃないかな。某青雲職員がホテルでの結婚準備室でかち合ったと言っていたのが10年くらい前で、すでに「子どもは3人」だそうで、いや〜月日はあっという間だねえ。

長島と言えば私も主に大腸内視鏡で30年近くクリニックの手伝いをしていて今日も7人検査した。それを聞き「診療所から(大腸)検査を紹介しますよ」ってことだった。クリニック院長が去年7月にバタフジ先生からゼンコンDrに代わったのだが、阿久根の病院で彼とも知り合っていて連携もスムーズに行きそう。お互いに離島診療に関わるとはちょっぴり不思議な縁だなー。

夜は全豪オープン女子、大坂なおみ対クビトバの決勝戦を第2セットから観戦した。1セット目をタイブレークで取っていたので「これはきっと優勝するだろうな」と思い、2セット目もセットカウント5ー3で相手サービスを3ポイントリードしマッチポイントを握った時にはさすがにこのまま勝つだろう、よもやデュースからゲームを取られても5ー4で次はサービスゲームだから押しきって勝てるだろうと思った。ところが決めきれなかったことで逆に精神的に追い詰められたかな。ずるずるとポイントすらあまり取れなくなって5ー5、5ー6、そして5ー7とあっという間にセットを取られた。あちゃ〜。タオルで顔を覆ってトイレットタイムに消えた大坂、テニスゲームの流れの怖さやねえ。

ただ、相手のクビトバって選手が相当強かったってことだ。もし第1セットのタイブレークをクビトバがものにしていたら大坂は第2セットを勝ちきれなかったっただろう。それくらいのうまさ、強さを感じた。第3セットもクビトバがサービスゲームをキープしたが大坂は次のゲームを取り、このあたりから息を吹き返した。で、またブレークして大坂4ー2でリードしたゲームでまた3ポイントリードしここをブレークすればせっと5ー2とほぼ勝負が決まる場面、クビトバはまたもやデュースに持ち込みゲームを取った。その精神力と強さに驚く。さすがに大坂も最終セットは同じ轍は踏まずキープしあっって6ー4で取りメジャー2連覇の偉業を達成した。クビトバという強い敗者がいたことでより価値が高まったと思う。

大坂は錦織と違ってまだ21才という若さだ。セリーナという絶対女王が健在でない女子戦国時代に世に出て運も勢いもある。日本人らしい謙虚さもあるし、大坂なおみは今後メジャーを10個くらいは獲得しそう。ぜひ、憎まれるくらい強く君臨してほしいものだ。

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