2017年11月18日土曜日

セントラル先輩後輩Dr近況

今日は土曜だが午前中外来だった。ところがシマッチ院長が午後居残り日直担当なのをうっかりしていて私が代理で担当することに。悪いと思ったのか来週水曜の私の当直を代わりにしてくれるとのこと、そっちの方が有り難い。

17時半までの5時間くらいの日直時間ですんなり終わることも多いけど、今日は濃かった。救急車は3台、しかも17時を過ぎて外傷と高齢者肺炎が同時に来るという。その前にはよくある釣り針が指に刺さって取れない患者も来ていた。「月に1人は来るかな」とつぶやくと「いえ、2、3人は来ます」とベテランのカッコちゃんNsが言う。麻酔が効くまではその中年釣り人はビビっていたけど、手順通りにぐいっと針を突き破らせペンチで切りハイお終い。「え、もう終わったんですか」だって。

17時半前に救急車2台入り、私は肺炎の患者を診た。もう一人は左の大腿部をノコでざっくり切られていて17時半から来る院外外科Drに任せた。さすがに二人同時には単独Drでは無理で内科と外科でそれぞれ対応出来てよかった。でも指示出しに1時間ほどかかり帰宅出来たのは19時前だった。

実は19時から年1あるセントラル高のドクター会に出る予定があった。で、20分遅れでカールに天文館のイタリアンレストラン「NOVI」におくってもらった。参加者は20名ほどでだいたい顔ぶれは決まっている。1期生のそろそろ古希を迎える産科のクララ女史が対面で久しぶりにお話を聞いた。かつて五つ子の担当もして今は民間の産科病院で昼間だけの出産にあたっているとか。私が「五つ子はセントラル高の1年生の時でした」というと、隣には「私、五つ子と同じ年の生まれです」と40才過ぎの超せち代女医がいてさらに「子どもはクララ先生に取り上げてもらいました」だと。いやはや、歴史を感じるわ。

全員とは会話できなくともみんなのスピーチを聞くだけでも近況、体調、趣味など分かり面白かった。60才代後半のマンシDrは透析スタッフ長をしているころ早朝高血圧に悩まされていたが今はやや楽な仕事になっていつのまにか高血圧は改善して「みなさんもストレスには注意が必要ですよ」と有難い忠告をしてくれた。幹事の浜ふとDrはここ数年は登山で今年は北八ヶ岳に登り、途中歩荷(ぼっか)を初めて見てあんなに大きなのを背負って山小屋まで運ぶのかと感心したとか。モンデンDrは京都の東福寺につい最近行ったが有名な紅葉にはちと早かったと残念がっていた。小児科のドツボDrはインフルエンザワクチンが手に入らず予約もしているのに困ったとつぶやき、永良Drは医師というより会社経営がメインで陽子線治療を行っているも「日本は厚労省の指導で200万円でやっているがアメリカは2千万、中国ですら4、500万だ。200万では月50人やっていても赤字になる」と嘆いていた。陽子線は固形癌に非常に有効で「ぜひ患者さんの紹介を」とミニパンフを皆に配っていた。上乗りDrとは2内科出身だしよく顔を合わすが「先生がブログをやっているのを知ってびっくりしました」と挨拶に来た。彼は吉野地区で開業しておりプーさん病院のてげてげ院長の雑感で知ったそうだ。ほう、こてる日記もいろいろなパターンで知られているな。(調べると2017/10/31の雑感に私の10/4の日記「ユー ダマス ナリ」がそのまま取り上げられていた。
http://www.nanpuh.or.jp/ones-impressions/ones-impressions-171031.html

2時間ほどであっという間に会は終わり、私はまだ風邪とその後の気管支炎が治りきっておらず次会に行くことなくタクシーで帰宅したのだった。

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