出勤時、伊敷台小の校門前に桜がきれいに咲いていた。ほぼ満開だった。始業式が終わってから1週間後に満開とは、今年の鹿児島は本当に開花が遅れた。ある程度の寒さを桜に木に感じさせないと冬眠からなかなか醒めず、結果開花遅れる、だからここより寒い東京が先に咲いたんだ。これも温暖化の影響か。
加治木のクリニックから紹介入院となったオマルのじいさんは80才も半ばだというのに大の囲碁好きだ。最初の診察の時にも新聞囲碁欄スクラップを見ていた。当然ベッド脇に磁石碁盤を置いて一人でパチパチやっている。明後日の土曜、地域の囲碁大会があるからどうしてもそれに参加したいというので病状回復はまだ不十分だけど明日退院になった。囲碁命なもんだから敢えて許可した。本人も納得だ。
私に星の一間バサミの裏定石を教えてくれた。自分の十八番だという。そこそこ定石は知っている私だが初めて見た。序盤から力戦型に持っていくのが好きなようで安定した素直な打ち方は好みじゃないらしい。聞けば県の大会でも決勝まで進んだことがあるというからかなりの強者(つわもの)だ。発語もおぼつかなく酸素吸入しながらだが囲碁への情熱がハンパないことだけは十分に伝わって来た。この人に病気をきちんと治してから大会に出るのは止しましょうと言ったら「死んでもいいから行く」ときっと言いそう。私は麻雀やボウリングでそこまではなれない。だから県代表レベルにはほど遠いわけだ。アマトップレベルになるにはそれくらいの狂気じみた姿勢が必要だわな。
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