2016年8月28日日曜日

画像転送システム

今日の日曜は昼間だけの日直だった。それほど忙しいわけではなかったが2件、脳外科と外科のDrに患者を相談した。脳外科患者は頭部CTで右側の硬膜下血腫と分かりポンシンDrに画像転送をした。電話がかかってきて「確かに血腫で手術が必要、今日の午後にスタッフ集めて血腫除去術をします」とのことだった。

昼過ぎに来た90才代の超高齢患者は胸部CTを撮ると右側に自然気胸が起きていた。この患者、これで3度目の発症である。1月の時は緊急で胸腔穿刺し脱気術を外科Drが行っていた。で、これも信号Drに画像転送した。実は外科はこれが初めての画像転送だった。ついこの間外科Drらが病院から供給されたiPhoneを見せ、「今度、外科も画像の転送が出来るようになりました」と聞いていたからだ。この自然気胸、前回よりさほど大きな病変でなく脱気を急ぐべきか迷うところで、当初連絡を受けた信号Drは病院に来るつもりだったようだが、画像を見て脱気を急がなくてもよいと判断、とりあえず入院させ保存的に経過をみることになった。

いやー、少ないDrでやりくりしている現状ではオンコール体制の外科脳外のDrらの負担軽減に画像転送システムは役に立つ。今日はそれを改めて実感した日だった。

0 件のコメント:

コメントを投稿