ばったりノゾえもん

平日に滅多にないことだが、バタやんクリニックに大腸内視鏡を頼まれていて新幹線で出水から長島まで行くことになった。そんな折、2号車に乗って席に着いた直後、年輩の御老人に声を掛けられた。歯科医のノゾえもん先生だった。これはこれは！実はこのところ先生に会うチャンスがないかなと思っていた矢先だった。先生とは15年来のボウリングのつきあいがある。しかし今はボウリングは関係ない。先生は1、2年前、自分の歯科医院を閉めて今は水俣のクリニックに通いつつ認知老人の世話などもしているという。

それはいいとして「今度の日曜に先生は結婚式に出席なさるのでは？」と尋ねた。「何で知っている」と当然そうなる。「ハハ、私もそれに出るからです」

今度の日曜はヒラメグDrの結婚式だ。その出席表のお偉方席にノゾえもん先生の名があった。他にも病理学教室の先生方もいて、初っぱなに祝辞を述べる私は先生がヒラメグ父や病理ドクターらといかなる関係が興味があった。聞けば30年近くのつきあいでいっしょに旅行や食事会をする仲だという。ふむふむ、そうか。他は友人、親戚くらいの出席者なので雰囲気はだいたいつかめる。まだ全くスピーチ原稿が出来ていないので何でも参考にしたいのだ。先生も共通の知人がいたことに驚くもそうかそうかと喜んでいた。

でも不思議なもんだ。ノゾえもん先生とはボウリング場でしか会ったことがないのにいざとなるとこんな所でも会える。今は原稿も出来ず不安があるがきっと今度のスピーチはどうにかなるはず。そんなわけでそれはほったらかし、MacBookProで韓ドラの続きを見始めた。5年ほど前に数話で見るのを止めていた韓ドラ「美男ですね」を今また見始めている私だった。