突然の病でそれが致死的な状況となると残されそうになる家族は冷静な判断が出来なくなるのも無理はないか。シマッチ院長が救急で懸命に蘇生させるもほぼ脳死状態で手術も出来ないという比較的若い患者の家族が「転院させられないのか」と何度も言ってきてその度に移動時の危険性、病院が変わっても治癒の可能性のなさなど説明し、実際に他院にも連絡し転院は不可と判断されたことを伝えたところ、しまいには「なかなか転院させないのは何か落ち度があったからではないか」と詰め寄ってきたそうだ。私なら切れて怒鳴り返したくなるところだが院長はぐっとこらえ冷静に対応したそうだ。結局亡くなり、最後は「ありがとうございました」と感謝の言葉を掛けてくれたとのことだ。短気起こして「売り言葉に買い言葉」をしなくて良かった。家族の動揺を慮(おもんぱか)る度量も必要ということだ。
所属長会議が終わって病棟での仕事中、猫談義になった。私と同世代くらいのサコカツNsはスコティッシュフォールドの雑種など10匹もの多頭飼いをしていて、そのうちの1匹が鴨を捕ってきたんだそうだ。どんだけ田舎に住んでいるのよというツッコミは置いといて、彼女のうちは猫が出入りしやすいように猫体一つ分の隙間を作っているが、何とその隙間からどーんと顔を出していたのは猫ではなく鴨だったとか。げげっ!猫って自分の縄張りに獲物を運ぶ習性があるんだよね。(どうせならネギもしょってこいって?その鴨は期待通り鍋にして食べたんだとさ)
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