2025年4月29日火曜日

墓参りに行ったらどこからか声がかかった

昭和の日の休日で、急遽田舎へデンコー親父の墓参りに出かけた。亡くなって丸18年、命日は5月3日だがあいにくその日は予定が入っている。そんなわけでカールが「今日行くべきだわ」となったわけだ。

幸い天気もよかった。高速を利用し南薩縦貫道を通ってゆっくり走ってもいつものお寺に着くまでに54分しかかかっていなかった。道路事情が改善され大昔と比べ30分以上も短縮されている。デンコー親父は私が伊敷台に家を建てると決めた時、「田舎からは遠い」って少し不満気だったが、どうってことなかったんだよ。

お参りの後、すぐ近くの西本願寺の寺へ行き、今度は親戚の墓参りだ。このところ毎回このルートだ。それも終わり、鹿児島へとんぼ帰りかと思って車に乗ろうとしたら、道路はさんで対面の家からお声がかかった。星娘ねえさんだった。いや、この寺に来るたび「時間があれば星娘従姉さんちに寄ってみようかな」とは思ってはいるんだ。一度そうしたことがあったがあいにく不在でお孫さんとちょこっと会話しただけだった。ちょうど庭に出たらどこかで聞いたような声がして見たら私だったというわけだ。いやいや久しぶりとここから近況から始まって親戚トークが始まった。

旦那さんは近くの温泉センターに行って朝風呂に浸かっていて、自身は火曜日は2週に1回お花の指導をヒトミンチョやミランコなど従妹らにしているが「今月5週目の火曜だからお休みなの」だそうだ。コロナが始まって以降、以前は自身も運転してお花の稽古にも行っていたのに「もう鹿児島まで運転するのが怖くなって」と活けた花をリモートで見てもらったりなんだとか。

星娘ねえさんも従兄弟従姉妹世代では最年長で「もう親世代はみんな90歳以上で生き残っているネッキー叔母さんも施設だし、旦那のノリヒック叔父さんも施設に入ってもらった」「ノリヒック叔父さんは体はまだ大丈夫だがキャラが頑固で施設の職員らは対応が大変なんだ」とかで、それに「誰もいない家の中もフサンコやヨカトモらが片付けたらもう・・」いっぱいのガラクタがあったそうだ。そういう従兄弟らもみんな60歳代から70歳代で施設こそ入らないが年取って自分の健康のほうが気になるくらいだ。

そんなこんなの会話をしていたら30分も経ち、旦那さんも温泉から帰ってきて、うちらもそろそろとなり、「野菜ももっていかない?」と自宅の裏で作っているタマネギなどをもらった。そろそろ帰る頃で。帰りがけに知覧のそば茶屋で昼食をするにもちょうどいい時間のようだ。いや、予定にはなかったが、星娘ねえさんと久しぶりにお話が出来てよかった。冠婚葬祭もこのところだんだんなくなって会う機会すら少なくなってきているしね。やっぱり、親父が会わせてくれた、そういうことだろう。


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