2026年9月29日火曜日

八代ではなぜに避難所暮らしが長引いているのか

はあ・・久しぶりに風邪を引いてしまった。日曜の夜から咳が少し出るようになり、今日は鼻水も出る。土曜に中央駅を利用した際、マスクを着けていなかったせいだろう。

夜は姶良郡医師会の災害医療委員会に出席した。11月にある鹿児島空港避難訓練の話題や熊本地震へのDMAT(災害派遣医療チーム)やJMAT(日本医師会災害医療チーム)の報告があった。DMATやJMATは被災地に赴いて医療行為の手助けをする点では似ているが、DMATは発災直後の超急性期(48時間以内)に動き、救命やトリアージを担う国や都道府県主体のチームで、今回は霧島市立医師会医療センターの政所(まどころ)ドクターから報告があり、JMATは日本医師会主体のチームで、DMATの後を引き継ぎ、発災3日目以降の急性期〜中期・慢性期に避難所などで医療体制の維持や診療を担う役目で、OI病院の泣かん薗Drから報告があった。

詳しい内容は書けないが、ちょっと興味を持ったのが八代市で未だに避難所暮らしの被災者が多いという事実だった。私は新聞などでちらっと知ってはいた。泣かん薗Drによると1200人くらいいた被災者がまだ800人近く自宅に帰れないでいるそうだ。泣かん薗Drの意見では「八代市特有の事情かとは思いますが、あそこは井戸水を利用している家庭が全体の半分くらい(水道普及率は約52%)あり、その井戸が使えなくなっているためなんです」と。4500世帯くらいの被害が確認されており、地震から時間が経っても業者不足や高額な費用が原因で、不具合の解消は2割未満にとどまっているからなんだそうだ。
私は鹿児島市に長く住んでいるので八代市ではそんなに井戸水を利用しているんだという事実に驚いた(鹿児島市の水道普及率は約98%)。災害で水道インフラが破損しても足元に井戸水があれば困らないケースもあるだろうが、今回の地震では逆にそれが仇となったわけだ。そういえば熊本市も水が豊富なところだと聞いている。近隣の水俣市やその近隣の鹿児島の出水市も掘れば水が出る地域らしい。よく見れば「水」俣、出「水」っていかにもそうじゃない。出水なんか「水が出る」って読むもんね。ただ水俣は八代と違って水道普及率は90%ということだ。もし水俣で今回と同様の被害が出ても八代ほどにはならないか・・いや、そもそも水俣の水道の水源はほぼ井戸水かららしい(出水はさらに上を行き井戸水からの水源でほぼ100%をまかない、水道普及率も98%以上)。間接的に井戸水を利用しているのでもし水道局の水源が濁れば復旧にやや時間がかかるかも。

ニュースなどではよく分からない事実が現地に行った人の話を聞くとリアルに理解できると思った次第だ。

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