昨日9月6日の話題。帝国ホテル大阪での講演会は「慢性腎臓病の患者の悪化をいかに防ぐか」というのがテーマだった。腎臓の専門家が数人講演され、また腎不全になり透析を現在受けている一般の人が自身の経験と「あの時、こう指導を受けていたら」という体験談を交えての教訓も語ってくれた。
非常に興味深い話題、解説があった中で、いくつか印象に残ったのが「日本人(東洋系の人)は1個の腎臓にある糸球体の数が普通は100万個ほどと言われているが実際は平均64万個でこれは欧米の92万個と比べかなり少ない。一度機能が失われた糸球体は元には戻らない。だから欧米人に比べ日本人は腎機能の悪化を来しやすい」んだそうで、世界の中でも人工透析を受けている比率の高い国は1位が台湾で2位が日本なんだそうだ。
腎機能で大事な数値、eGFR(推算糸球体濾過量=腎臓が1分間にどれくらいの血液をろ過して老廃物を排泄できているかを示す腎機能の目安となる数値)が、60未満になると、その後徐々に腎機能が悪化し10年後には取り返しがつかなくなることも多いとか。だから60未満の時に「様子を見ましょう」とか「経過観察」にするのはダメで、今は腎機能悪化を防ぐ薬が開発されたからそれで病気の悪化を防ぐべきということが主眼であった。それを腎臓の専門家だけでは患者の数が多すぎてとても手が回らない。一般内科医にその点を分かってもらってどんどん治療していって欲しいんだって切望していた。私はこれは他人事ではないと思った。なぜなら5、6年前くらいから毎年の健診で自分の腎機能がやや悪いってことに気がついていた。eGFRが以前は60以上だったのが、50台後半55くらいまで低下してきていた。ただ腎機能が悪いという自覚症状はなかった。いや、これはeGFRが20や30になっても自分ではなかなか気が付かないのが普通だ。だから採血や検尿で自分の腎機能を知ることはとっても大切なんだ。eGFRが15未満になると透析治療がチラついてくる。腎臓専門家は60未満になった時点でなにがしかの治療をすべきと強調していた。
90以上(G1・正常):しっかり働いています
60〜89(G2・軽度低下):軽度の低下、経過観察
45〜59(G3a・中等度低下):定期受診を推奨
30〜44(G3b・中等〜高度低下):専門医への相談を検討
15〜29(G4・高度低下):腎代替療法(透析など)の検討
15未満(G5・腎不全):透析や移植が必要な状態
↓が私のeGFRの数値グラフ。2022年から2024年までの3年間は60未満だと分かる。eGFRが60未満の状態が3か月以上続くと慢性腎臓病(CKD)と診断されるから、私はCKDのステージG3aで定期受診推奨域にあったわけだ。しかし今回の講演会では「経過観察」や「定期受診」では生ぬるいと演者らの意見は一致していた。というのも数年前からCKDに対し効果のある良い薬が承認され有効性が証明されてきているからだ。
SGLT2阻害薬である。この薬は10年以上前に元々糖尿病の薬として承認された。腎臓での糖の再吸収を抑えて尿と一緒に体外へ排泄し、血糖値を下げる飲み薬だったのだ。ところがこの薬は水分や塩分も一緒に排出することで心臓や腎臓の負担を減らし、心不全や慢性腎臓病(CKD)の進行を抑える効果が臨床試験で証明され、心臓、腎臓の患者にも健康保険での処方が数年前から認められるようになった。実は2023年ごろから私はこっそりSGLT2阻害薬を服用していた。心腎機能にいいとデータが出ていたし、体重も増えにくい特徴もあり、糖尿病はなくても飲むに値すると自身思ったからだ。すると2024年ごろから腎機能がやや改善傾向になってきていた。去年、今年とeGFRが60をぎりぎりだが上回っているんだ。この薬のおかげだったんだと講演を聴いて確信したわー。
SGLT2阻害薬である。この薬は10年以上前に元々糖尿病の薬として承認された。腎臓での糖の再吸収を抑えて尿と一緒に体外へ排泄し、血糖値を下げる飲み薬だったのだ。ところがこの薬は水分や塩分も一緒に排出することで心臓や腎臓の負担を減らし、心不全や慢性腎臓病(CKD)の進行を抑える効果が臨床試験で証明され、心臓、腎臓の患者にも健康保険での処方が数年前から認められるようになった。実は2023年ごろから私はこっそりSGLT2阻害薬を服用していた。心腎機能にいいとデータが出ていたし、体重も増えにくい特徴もあり、糖尿病はなくても飲むに値すると自身思ったからだ。すると2024年ごろから腎機能がやや改善傾向になってきていた。去年、今年とeGFRが60をぎりぎりだが上回っているんだ。この薬のおかげだったんだと講演を聴いて確信したわー。
ふむふむと納得しながら聴き終わったのであるが、講演中「しまったぁ」とあせってもいた。なんとなれば毎朝服薬しているそのSGLT2阻害薬、ちゃんと鹿児島からもバッグに入れて持って来ていたのにすっかり飲み忘れていたのだ。日頃は朝食時にテーブルに置いているから忘れることはない。でも環境が変われば忘れてしまうんだよ。すぐに飲もうにもバッグはホテルのクラークに預けたままだった。会が終わって懇親会があってそこで昼食を済ませ、13時過ぎてからようやくクラークに行き、真っ先に取り出して飲んだのはそのSGLT2阻害薬1錠であった。ふぅ〜。
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