2014年7月13日日曜日

因果は巡る麻雀

ある日の麻雀ネタ。

珍しく私が一番先に雀荘に着いたものだから暇つぶしに一人麻雀を始めた。親になってサイコロを振り自分の配牌の他全員の配牌も分けチョンチョンしてから手作りをやってみた。配牌に萬子が多く発の対子もあり混一色が出来そうだが特に1萬が3枚9萬が2枚あるのが気に入った。うまくいけば清一色はては九蓮宝燈まで狙えるかも。するとさくさく萬子を引き込み6順目には発が雀頭の面ホンを聴牌した。しかしここは発を落として面チンを目指す。するとまた萬子引き込み8巡目には1113345578999の面チン一盃口を聴牌した。4萬ツモればバイ満の大物手だがここまでくればそれでは満足出来ない。2萬か6萬を引き込めば九蓮の聴牌だ。そして10巡目6萬をツモリそっと5萬を切る。369萬と2萬の待ちで2萬で役満達成だ。その後赤5萬をツモるもついに最終ツモまで2萬は引けなかった。しかし実践だと相手のロン牌もあるのでどうだったかは分からない。たった1回の一人麻雀とはいえ少し興奮した。もしかするとこれまで5回ほど聴牌するも上がれなかった九蓮を上がれる前触れかと一人悦に入っているうちにいつものメンバー3人がやって来た。

ある半荘、私が4万点以上の一人浮きでオーラスを迎えていた。ドラは南。どんな形でも上がればOKと最終形は南と9索のシャンポン待ちでドラの南でしか上がれない苦しい形。それでも南を握った相手は降りるか振り込むしかない。せいぜい対子でどうにか使えるかといったところ。中盤、いらない4ピンを切ったところダイボDrがポンした。発ポンをしていているだけで捨牌に特に特徴はない。そのうちツモった北を見せ少し残念そうに「上がっとくか」と手を開いた。一瞬、これで自分のトップが確定したと思った。2万点弱差があったので当然だ。しかしびっくりの小三元ホンイツトイトイのバイ満1万6千点で微差で逆転されてしまったのだった。しかもシャンポン待ちの一方の中ならば大三元だった。ひえー、全く気付いておらず中は私はきっとツモ切っていた。麻雀て怖い。浮きの2位で良かったと思うべきか。

半荘は続き、東2局で私が親、大物手になりそうな手が入った。白暗刻で発2枚中1枚あり7索もすでに暗刻だ。悪くても小三元、大三元も狙える。3巡目くらいに対面のサブアラドDrから発を鳴き一向聴になった。7巡目に上家のダイボDrが5ピンを出しチーすれば中単騎の小三元聴牌だったがこれは見送った。で、中を持って来いと念じると4枚目の発を持って来た。槓!すると槓ドラ指示牌に中がいた。ということは手持ち暗刻の白がドラで小三元でも親ハネだ。次は何でも聴牌にとろうか。しかしこの日はついていたんだろうね、10巡目待望の中を引き4ピンとのシャンポン待ち高め大三元の手になった。それから牌をつもっては捨てること5巡が過ぎ終局間近となって対面のサブアラドDrが小考の後、切ったよ中を。

「ロン!大三元!」

呆然とするサブアラドDr。これ一発でドボン、三コロ、役満賞と大トップを取った私はこの日はラスも多かったにも関わらず一人浮きの大勝だった。後日、サブアラドDrはわざわざ電話をしてきて「実はあの時七対子の聴牌で中か白を切る場面だった。よく考えれば白を切れば大三元には絶対放銃することはなかった、失敗だった」と言ってきた。どういうことかというと、すでに手の内と槓ドラ指示牌で中が2枚見えている。もし白で放銃しても相手は中を3枚そろえることは不可能だ、聴牌維持で勝負で切るなら白にすべきだったと。確かにそうだ。しかし終盤に槓ドラで生牌の白を切るのは相当勇気がいる。多くの人が中を選ぶだろう。

いやー、サブアラドDrから役満を上がるなんて滅多にない。ずっと昔、25年以上前かな、指宿の違和先ホテルでやった麻雀で西を切ったらサブアラドの字一色に放銃したことがあって四半世紀ぶりにリベンジ出来たよ。あの時は「ほれ、中の方だったら大三元字一色だったのにー」と振った上に残念がられ屈辱だった。大三元は上がった数より振った数が多く私は自分と相性の悪い役満と思っていた。2年前にもアンベMRの面前大三元に放銃し「こてる写真館」に画像アップしたものだ。おっとそうか、それから3ヶ月後国士無双を彼にお見舞いしてしっかりリベンジはしたのだったな。因果は巡る役満エピソード、今後はサブアラドDrの逆襲に気をつけよう。

(この日からちょうど2週間後、また同じメンバーで闘牌した。結果はな、なんと私の一人負けで2週間前の勝ち分ほとんどを吐き出した。気をつけようと気を引き締めていたのに・・トホホ)

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