2014年7月10日木曜日

特別警報

7月としてして最強クラスの台風がやって来た。朝7時のNHKでは「ただいま台風が阿久根市付近に上陸しました」と緊急速報も出た。だがしかしー。外を見るとそよ風は吹いているが風雨はどこにもない。TV画面では天草の海岸が出ていたが全くの凪状態だった。朝の通勤がどうなるかと心配していたがこれなら大丈夫といつも通りに出発した。高速道路も問題なく走れるはずなのに通行止めというからには鹿児島蒲生ラインを通って行くしかない。高速の上を横切る道路で眺めるとなぜか50km/h制限の表示が目に付きもしや通行止めは解除かと思った。しかし車は1台も走っていない。実はその時点ではそうだったが5分後の8時30分には解除されたのだった。結局いつもより10分以上遅れて病院到着しいつも通りに仕事を始めた。

しかしTVでは大騒動で沖縄の水に浸かった民家の映像が何度も出ていた。何だか「数十年に1度の強さを基準とする特別警報」という気象庁の報道に踊らされた印象がある。確かに沖縄接近時のヘクトパスカル(hPa)は930もあった。しかし鹿児島に近づくにつれどんどん上昇し阿久根上陸時は暴風域はなくなっていて並の台風以下になっていた。沖縄の民家もあれしか被害らしき映像はなくたまたま低地にあった家が浸かっただけみたい。カールは沖縄の彦ニィー叔父に電話してみたところ、「ああ、こっち?(私は)泳いでいたよー」とのこと。まあ実際に泳いではいないのだがそれくらい大したことはなかったということだ。

特別警報も「命を守る行動をすぐにとって下さい」の場合と実際に激しい雨量計測があっての警報と意味が違うらしく今回は沖縄でそれが解除、発表でドタバタしたようだ。ま、去年から始まった「特別警報」はいい試みだとは思う。伊勢湾台風や大正時代の桜島大噴火などはそれが出ていれば亡くならずに済んだ人も多かったろう。ただ、マスコミ特にTV局のまずは影像ありきの報道には惑わされないようにだな。

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