2014年7月27日日曜日

逆転劇

昼からいつものメンバーと麻雀。結果は2週間前にすでに書いた。私の一人負けである。1回もトップが取れなければ仕方ないだろう。2回くらいトップが取れる半荘はあった。うち1回は明らかに私の打ち過ぎで回っている間にピンフドラ3を聴牌したため欲が出てやや危険牌を放つと2番手の見せたまえDrにこれが直撃デバサイ(出場所最高の麻雀用語)、混戦に陥り沈みの2位に終わってしまった。これ以外にも多少のミスはあったろうがなぜか上位に食い込めずずるずると終わってしまった。

まあ、こんな日もあろう。何をしても上手くいき前回のように一人勝ちすることもある。麻雀は正解手を常に打ったとしても必ずしもいつも勝つとは限らない。囲碁将棋とはそこが違う。しかし一局一半荘の結果は伴わなくても少しでもより勝率のいい打ち方をすることで一ヶ月、一年、そして一生のうちで勝ち越せるそんなゲームだ。年を取ってきたせいか以前のように一喜一憂することが少なくなった。うむ、麻雀に関しては達観できているみたい。

甲子園を目指す各地方大会も続々代表校が名乗りを上げてきている。その中でも今日はとんでもない試合があった。石川県大会決勝は星稜高校と小松大谷高校の対戦。小松大谷が8ー0で大量リードしすでに9回裏の星稜の攻撃を残すのみだったが、何とここから9点を星稜が入れ大、大逆転の9ー8で甲子園出場を決めたというのだ。帰りの車中のスポーツニュースでこれを知り私は仰天した。残りイニングが数回あっても逆転は困難な点差を1回で成し遂げるとは!その後の情報でエースピッチャーが足がつりこの暑さにやられたのが敗因につながったようだ。そんなアクシデントでもない限りあり得ない逆転劇だった。もし甲子園本大会でこれをやったらまさに永遠に語り継がれる試合になったろう。いや、予選決勝という舞台ならすでに今後とも語られる試合であろう。それにしても負けた小松大谷の選手の心情を思いやると心痛むねえ・・。

私とチッチはこれでまた一談義した。逆転試合でこんなのがあったなどと甲子園ヲタクはこれだけで小一時間は過ごせるのだ。近年は金属バットやピッチングマシンの影響で打撃向上、逆転劇が多い。足がつるの逆転でいえば去年優勝の前橋育英も準々決勝の対常総学院戦では完封目前の相手投手飯田が左足けいれんで降板し9回2死走者なしから2-2に追いつき10回裏に2-3×と逆転劇を演じた。これがなければ優勝は出来ていなかったわけだから暑さ、地球温暖化も逆転試合を演出しているといえる。

でもチッチと私が選ぶ甲子園史上最高の逆転試合は昭和36年の1回戦倉敷工業対報徳学園だ。報徳学園はこの年が初出場。延長10回まで互いに点が入らず0行進。しかし11回の表に倉敷工が6点入れ試合はほぼ決まったとだれもが思った。報徳の校長は恥ずかしさのあまり球場を出て行ったほどだ。確か報徳攻撃も2アウトになってここでアヤが生じる。実は倉工のエースは怪我をして登板出来ずもベンチ入りしていた。倉工ナインはこれまでチームを背負ってきたそんなエースに一瞬でも甲子園のマウンドを踏ませたく監督に登板を希望しそれが叶えられエースが投げたのだが・・。やはり抑えられず数点取られたため野手交代していた先発投手に戻ったが一旦休憩気味の投球に勢い増してきた報徳打線、流れは明かで同点に追いついた次回サヨナラ逆転となるのだった。

倉敷工 000000000/060 6
報徳  000000000/061 7 

スコアも美しい。逆転劇の裏にチームメイトとの友情のエピソードがありなおいっそう最高の逆転試合と思うのである。

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