2025年6月27日金曜日

天文館を走る理由の違い

この10年以上、 毎年一着は新しいアロハシャツをカールが買ってきてくれている。今年は沖縄のかりゆしウエアの中から「涼しげで清潔感があるのを選んだ」と白地にブルーの模様が入ったもので今日初めて着ていった。病院に入る時、たまたま可愛いんだ理事長といっしょだった。すると私の服を指さし「いいね」と言ってくれたよ。理事長が服のことで褒めてくれるってちょっと珍しい。まあ、これまでの経験上、カールが選んだものはまず間違いがない。外来でも何人かのナースといっしょに写真を撮ったりした。↓はベテランのタッピーNsと。

夕方19時前のMBCのミニ番組「あの日のふるさと」は60年安保の話題だった。安保改定闘争の様子で前年の参院選前の岸総理来鹿、改定年6月の反対デモは東京だけでなく鹿児島でも相当大きかった様子が画面越しに伝わって来た。ピークの6月16日は天文館通りに鹿大の学生3000人が集まってデモをしたんだとか。3000人と言ったら鹿大生の大部分じゃないか。動画を見ればその頃は警察と学生は緊張関係にあったのが分かる。
さらに驚いたのがアップの画面で「鹿大医学部」というプラカードもはっきり写っていたことだ。
いやいや、私が鹿大医学部に入学したのは1978年で、その頃は学生運動や安保反対運動なんてほとんどなくなっていた。笑ってしまうのはその年の11月、鹿大祭ってのがあって、みこしパレードを大学から天文館通りまでやっていて、医学部1年生もみこしを作ってパレードに参加したのだが、それを警官らが保護、整理してくれていたのだ。↓先頭が若かりし日の私である。
わずか10年ほどで学生と警察、機動隊との関係も180度逆転していた。天文館通りを堂々と移動したのは、それから25年くらい経過しておはら祭りの前夜祭で病院から踊り連で参加したくらいかな。同じ若いエネルギーでも時代とともにその方向性はがらりと変わってしまう。MBCの「あの日のふるさと」はそういうことも教えてくれる貴重な番組だよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿