YouTubeを寝ながら見ていたら案の定寝落ちしていた。しかしノートパソコンが腹の横に落ちていても、YouTubeはそのまま次の動画に入り延々としゃべりまくっていた。目が醒めたのは未明の何時くらいだろう。動いているYouTubeを寝ぼけた頭でそのまま見ていた。若い予備校講師のような人がなんだか自分の大学生活を振り返って熱く語っている動画だった。どこかで見たような顔だなと思いつつその熱い語り口にじっと見入ってしまった。
宇佐見天彗(すばる )というこの人は東大の理Ⅱに入学してその後「進振り」という制度があり、勉学をがんばり何と薬学部や農学部ではなくて医学部に進級出来たのだという。そこでの頑張り具合など見聞きしているとこれはちょっと最初から見直してみようと思った。普通、YouTubeって10分前後で終わって続きがまた10分程度と続くことが多い。しかしこの動画は1時間9分もありしかもノンストップ、ずっと早口でしゃべり続けているのだ。
「【23歳 最後の授業】東大合格から医学部卒業までの“6年間の全て"をお話します」https://www.youtube.com/watch?v=2ScYLZ5Wixc&t=29s東大生になってバイトである塾の中学1年生を受け持つことになった。最初は生徒になめられていると感じた。ところがその教室は都内で20くらいある教室では13番目の成績だったがすばる先生の指導で数ヶ月後にはなんと1番になってしまうのだ。その辺りから彼は教育というものに目覚める。本を出し学生の身でパソラボという塾まで経営するに至る。今春医学部卒業し医師にもなっているが教育界で生きていくことを決意している。
もう一つの「【激励】東大合格までの”受験のリアル”をお話しします」https://www.youtube.com/watch?v=zsH4dbGWEZsも熱い。その中で「一番大事なこと」と語っていることを聞き、あ、かつて自分もそれは経験したと思い至ることがあった。特に受験を控える生徒、学生に見て欲しい動画だ。二つ併せて2時間ほどにもなり時間がないときはお勧めできないが、時間があり手中出来る時に一度視聴することをお勧める。もしかすると人生が変わるかもしれない。
もし45年前の高校1年生時に見ていたら私ももっと頑張れたかも。少なくとも勉強法は大きく変わっていただろう。「与えられることをただこなすだけ」の勉強法でどうにか鹿大医学部に合格出来たから文句は言えないのかもしれないがその副作用は大学入学後に露呈した。卒業前くらいにどうにか勉強法が変わり1年留年しただけで卒業、国試にも受かることが出来たが、未だに高校までの勉強法の悪影響が残っている。人は急には変われない。
宇佐見先生も順調にこれまで来たわけではない。話を聞いていて少し心配したのが、これだけ熱いといわゆるバーンアウトしやしないかということだ。彼が最初の本を出版したときに本人のちょっとしたミスでネット上で叩かれるという憂き目に遭った。その時の誹謗中傷が思いのほか本人を傷つけ、しまいには「もう死んでしまおう」とさえ思ってしまう。しかしネットをやっていなかった女学生から感謝の手紙をもらうことで救われ復活する。現代ではありがちな話でネットの功罪両方を経験していたわけだ。間違って死ななくて良かったよ。クズみたいな中傷に負けて人生を棒に振るなんてまったくツマラナイからな。
ひょんなことから面白い動画を見た。昨日も書いたがYouTubeって世界が広がるんよねえ。最近韓ドラを見なくなっているのはYouTubeにハマっているからに他ならない。
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