2024年12月27日金曜日

昔青雲、今まで青雲

例年は12月29日が仕事納めが今年は今日でお終いだ。休みが多くなるのはまあ嬉しいけれど、受け持ち入院患者が多いので指示出しが結構やっかいだ。中には明日明後日にも命尽きそうな重症患者もいる。そんな中、外来業務もこなさなきゃならない。

と、某老人施設から車椅子で受診してきた御老人、その付き添いの看護師を見て驚いた。かつて青雲会病院に勤務していたピノキオNsではないか。「あれ〜鹿児島にいたのぉ?」「ええ、帰ってきてます」とのこと。確か4年前に結婚して大阪に行ったはずだ。「子どもは?」と尋ねると「今、2歳で可愛いですよ、とっても」とスマホで写真をちらっと見せてくれた。ほうほう、子どもは可愛いよねぇ。子どもが生まれた時にはピノキオのグッズをたくさん周囲からもらったそうで、というのも結婚して名字がピノキオに変わったからだ。いや、正確にもそうではないのだがパッと聞くとそう聞こえるんだ。

昨今の看護師不足の中、また青雲会病院に復帰してほしいものだが育児もあれば無理強いは出来ないか。でも元気そうで何よりだった。

午前外来を終えて、病棟に上がろうとしたら今度はこれも元青雲会病院Nsの竹の香さんとばったりあった。彼女も老人施設で働いていて高齢男性の付き添いで来院していた。「いやー、またこてる先生、写真を撮ってぇ〜」と写真に収めたのが↓だ。彼女は学生時代に青雲に研修に来た時から知っていて20年来の知り合いだ。夫とも青雲会病院で知り合い、私は結婚式にも出席した。どうも病院勤務を辞めた後はみんな老人施設での勤務が多いようだな。

夕方は今日が最後の勤務の村鉱先生が外来でお別れの挨拶をしていた。村鉱先生は「もう83歳ですから」と言っていたが私はもう少し年を取られていたはずと思って確かめたら、今月で満84歳が正しかった。2015年5月から内科外来を診てくれていて最後の約2年は老健施設長を務められた。医師としても今日が実質最後の仕事だったんだ。
医師は身体が元気なうちは80歳代半ばまで働ける。村鉱先生を見たら、自分はまだまだ先のことだと思っていたが20年はあっという間だな。1年1年を大事にしていかなきゃって思ったよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿