2024年12月4日水曜日

みな65歳の会

高校のクラス同窓生の忘年会兼マサノブ君祝勝会が天文館であった。祝勝会というのはマサノブ君が佐賀で行われた全障スポの一般卓球で優勝したからである。カールに送ってもらってセンテラスの2階にある鉄板焼の「いいとこどり」に向かった。

こうした同窓生の飲み会は今年3回目だ。このメンバーでは1月に会があった。その時に狭心症で参加出来なかったA君は今回は来ていた。また参加はしていたが前立腺癌治療だったB君、そしてつい2ヶ月弱前に肺塞栓症という重症で入院していたC君も、そう言われなければ全くそんな様子も素振りもなかった。みんな治療がうまく行ったとのことだ。しかしワーファリンなど内服治療は欠かせないということ。すると「オレもワーファリンは飲んでいる」と負けじと割り込んできたのがD君、心房細動の脳塞栓予防で内服しているという。いやはや、やはり「病気自慢」が始まったよ〜。

B君は他にも腕の骨折で手術を受けており、その時の経験から「よくさー、死後の世界がどうのこうのいうじゃない。でも、手術を受けて分かったよ。死後の世界なんてない。何にもないのよ」ときっぱりと言う。どうしてかというと「麻酔を掛けてもらう時に吸ってーと言われ1回吸ったけど特に眠くはならなかった。ああ、オレはアルコールよく飲むから麻酔がかからないのかぁなんて思って次吸って目が覚めたら『ハイ、手術は終わりましたよ』って言われたの」だったそうで「あの瞬間は何にもなかったの」「だから死んだら何もなくて空中から下の世界を覗いているとか全然ないのよ」と断言していた。なるほどねー。

あと、風貌もみな年寄りっぽくなりそれをさほど恥ずかしがらないようにもなっていた。A君やD君は「どっちが光るかな?」と光頭さかげんを比べていた。これは左のD君の勝ちかな、ハハ。

おっと障害者スポーツ大会で優勝したマサノブ君だ。リーグ戦で千葉の強豪と当たり、5ー11、6ー11と、後でチームコーチに「95%負け試合だった」と言われたのを、その後11ー7、11ー8、11ー3と大逆転で勝って勢いが付いたという。彼に言わせれば秘訣はラバーにあって相手の回転球を返す時に普通の回転とは逆になるそうだ。ただ、使いこなすのに3年はかかるという。それをコロナで国体が延期担った時期を利用し習得したんだそうだ。その説明を詳しく聞いたが、日記を書く段になってほとんど忘れてもうた。↓がそのラバー。分かる人には分かるのかな?
しかしマサノブ君、大腿骨頭壊死という難病で手術も受け障害者3級持ちだそうだが普通の卓球の選手より上手なんじゃないか。逆転勝ちした千葉の選手など卓球スクールを持っているほどの強者(つわもの)だったそうな。

最後、写真撮影の時に「また今度ー」と誰かが言うと「いや、これが最後の写真かもよ」なんて別の誰が言う。まさかそんなとは言えない雰囲気があった。みんなの顔を見比べ、D君から「こてるは高校の頃は老け顔だったが、今は一番若く見えるな」と感心してもらった。「あはは、うちの妻の料理が健康的でいいからねぇ」とは言わなかったが、実は本当にそう思っている。

ともかくも、またの再開を約束して、楽しい会は2時間半ほどでほどよく終わったのだった。

0 件のコメント:

コメントを投稿