2020年11月17日火曜日

ネコと武田信玄に相通じるものとは

一コママンガというジャンルがある。Wikipediaによると「一コマ漫画(ひとコマまんが)は、漫画の表現形式の1つ。1つの絵(コマ)で表現を行なう。風刺等によく使われる。代表的な例としては、新聞の政治面等に掲載される政治を風刺した漫画である。世界的に広く利用されている手法である」とのことだ。さらに「アメリカと日本の一コマ漫画ではっきりした違いとして、例外はあるものの、日本のそれは登場人物がしゃべるより、会話でない表題が付く。アメリカのそれはむしろ登場者の言葉があって、それが落ちやくすぐりになっている」とある。

昔、星新一の本で「進化した猿たち」というアメリカン一コママンガの解説エッセイ本があった。彼はその収集家でもあった。また40年ほど前はアメリカの有名雑誌「リーダーズ・ダイジェスト」を取っていてその中にもジョークや一コママンガが掲載されていた。その中で思い出すのが、自宅前で御婦人が連れてきた友人に一言忠告よという感じでこう言う。「いい、ネコの話だけは絶対にしちゃダメよ」というものだ。これだけでは何のことか分からないだろう。一瞬、私も分からず、確か側にいたフサンコ従兄に尋ねてみた。彼はすぐに分かったようで「ほら、玄関の門の横に大きなネコの銅像が置かれているだろう、そこまでするということは、夫が大のネコ好きで、話し始めたら止まらなくなるからだよ」と言われ、なるほどと納得した。

実はこの一コママンガを思い出したのは、今日カールが山梨の友人宅をその友人といっしょに訪れた時のエピソードを話したからだ。その友人がカールにこれだけはと念を押したのが「いい、お祖父ちゃんに武田信玄の話だけは絶対にしちゃダメよ」というものだった。ハハハ、真っ先に私がアメリカ一コママンガを思い出したのも肯けるでしょう。明治生まれのいいお祖父さんだったそうだが、こと武田信玄を語らせたら止まらなくなるんだそうで、それだけは勘弁をと家族の話だった。

それに山梨って「なんでも武田信玄」だ。山梨名物のことを調べると「その起源は武田信玄にまでさかのぼる」とか「武田信玄が始めたものだそう」なんて記述がどこそこ出てくる。山梨の名物料理「ほうとう」もそうだと出てくる。

そう、今日はカールが「友人の小真美のお母さんはとっても料理が上手で『ほうとう』も絶品だった」と言うから、私は「ほうとう」って?と尋ねたのだ。鍋料理の一種でカボチャが必ず入っているという。
甲州人には「うまいもんだよ、カボチャのほうとう」という地口(ぢぐち)言葉があって、おいしいという意味と首尾よく運んだ結果を掛けて、「やったね」という場面で使うせりふらしい。それはともかく一度食べてみたいものだ。カールに「ほうとうって作れる?」「いいやできないわ。でも小真美のお母さんに習った茶碗蒸しはほら、しよっちゅう出てくるでしょ」だと。そうか、うちの茶碗蒸しは山梨の母の味か。うん、美味しいよ。また作ってねー。

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