ゲンちゃん、野生を見せる

朝、カールに居間の掃除を頼まれ、あいよと掃除機を取り出した。すると、危険？を察知したゲンちゃんはいつものように冷蔵庫の上に逃げた。ゲンちゃん、掃除機が大の苦手なんである。いや、何年か前に現在の機種に新調するまではまとわりつくくらいで決して嫌いではなかった。それが新型は床ぶらし（ヘッド）に赤い閃光が出るようになってこれがゲンちゃんに恐怖を与えた。全く近寄ろうとせず、おそらくは眼光鋭い肉食動物と思っているようなのだ。冷蔵庫の上から様子を伺っている。

で、ちょいといたずら心でヘッドを冷蔵庫の上に近づけてみた。とたんに逆毛立ち、シャァー！！と牙を剥いたんだ。おお、ゲンちゃん、野生が出ている。年に一度も見せたことのない表情だ。構えて写真を撮ったのだが若干ぶれた。カールに見せると「まあ、ゲンちゃんカッコいい」だってさ。

掃除終わってまた撮影すると、余裕を取り戻し、チラ見ですませていたよ。しばらくするとまぶたが落ち気味になってすっかりくつろいでいた。