衆議院の総選挙にも国民の権利として投票にだけは行った。各放送局もどこも選挙特番でこれじゃーあまりにも似たもの過ぎてフジTVの村田諒太の世界タイトルマッチにチャンネルを合わせた。多くの人がそうしたのじゃないか。最初、フジTVは選挙と重なって運がないとか言われていたけれど、事前予想も与党勝利がほぼ確定的でスリルはなく、返ってボクシングに関心が移ったはず。視聴率はフジがよかったんじゃないか。
パのクライマックスシリーズも楽天に盛り返す力はなくソフトバンクの一方的な試合になり前半戦のあわや敗退危機から見事に日本シリーズ進出を決めた。ふむ、ここまでは当然。セリーグはDeNAが意外に頑張っているようだがどちらが来てもソフトバンクがきっと勝ってくれようゾ。
スライド作りもおおよそ目処が立ち、ゆったりと過ごしていた夜22時過ぎ、不意にスマホが鳴った。みれば青雲会病院からだ。病棟の患者で何か急変があったのか。出ると、本日夜当直のポンシンDrから「下血の患者が救急で来て、6月にも憩室出血でこてる先生が入院させて治療した人なんです」という。聞いたことのある初老の男性患者名だった。今も血が出ていると聞き、今夜緊急内視鏡を行うことを決断し、すぐに内視鏡室スタッフを呼んでおくよう頼んだ。明日まで待つと血が止まって出血源がはっきりしなくなるのが嫌だ。できればニフレックで洗腸したいが浣腸のみで実施せざるをえない。着替えて高速に乗り病院へ向かった。
救急外来に着くと、なんと急患3人がいて誰が下血の患者か最初は分からなかった。大変ダァ。下血患者は浣腸のみ前処置なので内視鏡挿入すると凝血と糞便で案の定観察がしにくかった。ただ、やや新鮮血があったので出血してまもないことは分かった。S状結腸が出血源とはおおよそ推測がついたが・・1時間近く粘るも結局出血源は分からずじまい。しかも患者の血圧が下がり一時意識がもうろうとなり点滴を速めるなど気を遣った。自然に出血は治まりつつあり病状はどうにか安定し、入院は私が受け持つことになって帰宅の途に就いたのは午前2時近かった。ううむ、止血処置が出来なかったのは残念だ。が、入院中に必ず出血源を突き止めてやる、と気合いはますます入っていたのだった。
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