2017年10月30日月曜日

鬼門の通信教育

朝起きたら風邪を引いているのが分かった。体がだるい。先週からカールが風邪を引いていたのでうつったのかも。

夜、たまたまつけていたTVで美文字対決というのがあった。お題の言葉をボールペンで書き点数化しチャンピオン(女性)を決めるというもので、その採点者の講師が中塚翠涛(なかつか・すいとう)という女性だった。著作の「30日できれいな字が書けるペン字練習帳」がベストセラーになっているという。まず、女優、タレントなどが事前に書いたものを誰が書いたかは知らせず添削する。その指摘がなるほど〜というもので私もすぐに近くの紙切れに真似て書いてみた。「ここがポイントです」というところに気をつけると確かに少し字がきれいに見える。ベストセラー本もamazonでは617円とそれほど高いものではない。思わずクリックしてしまいそう・・だが、躊躇した。遠い昔の黒歴史を思い出したからだ。

中学生当時、字が汚くきれいになりたいと思ってボールペン習字の通信教育を親に頼んで申し込んだ。でかい教習本が届き、手本となる文字が印刷されさっそく練習を始めたが・・1日か2日でその後まったく手を着けることなく書いたものを送ることもしなかった。習字に限らず通信教育は私にはどうも向かない。小学生の頃は育英社という業者が四教科のそれをやっていて1年くらい続けたのかな、私にしてはよく続いた方だが後になると先月分を送っていないのに今月分が届くという事態に陥り辞めてしまった。趣味である囲碁は20年くらい前、工藤九段の評判のいい通信教育教材がありそれも1回も解答を送ることなく終わった。勉強でなく好きな趣味ですら続かないのならきっとダメで、好きな時間に自分のペースで勉強ができる通信教育は私には向かないものと自覚し、それ以降何も手を出していない。

そのベストセラー本は通信教育ではないが、中学生のころほどきれいな字が書けないと困る場面がかなり減った。言うまでもなくワープロ、パソコン、ネットの普及が大きい。このブログも手書き文字だったら誰も読まないだろう。いい時代になったものである。

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