夕方、そろそろ帰宅しようかと思っていたらLINEにしんどかどDrから画像が転送されてきていた。しんどかどDrは大学医学部バスケ部でもいっしょで卒業も同期、整形外科を開業しそろそろ30年、幅広く活躍しているドクターだ。それが送られてきた腹部CT画像を見て、おやと思った。
これは・・膵臓の中央部(体部という)にうっすらと腫瘍らしき所見があるではないか。色調が低吸収域でこれは癌か嚢胞かなどが疑われる。
聞けば症状も採血データも全く異常ないという。今回のCTも自分のクリックで健診のつもりで撮影したものとのことだ。この所見に気が付いてどうしたものかという相談で、直接電話が掛かってきた。私は「最悪、膵癌も考えて詳しい検査をしないといけない。MRIかCTでも造影剤を使って詳しく調べるか・・後回しにしないで早めに精査をしよう」とは言ったものの、膵癌だった場合青雲会病院では治療は出来ず、さらに高次病院へ紹介になる。できれば最初からより詳しい検査ができる医療機関がいいかもとアドバイスした。しかし、膵癌でなければいいがな・・。今日はちょっと早めに帰る予定であったが、その前にもしやと思って彼の電子カルテを立ち上げてみた。すると、5年前に採血やCT、内視鏡など調べていて腹部CTも撮っていた。比較出来るかもと画像を見てみると・・。
あれ、5年前には気が付かなかったが、膵臓に今回と同様の低吸収域があるではないか。しかも、形、大きさともにほとんど変わっていない。ほう・・。
これを見て、私は大いに安心した。幸いにも5年間の経過が追えているのだ。しかも変化がないってことは癌の可能性は極めて少ない。いや、ほぼ否定できる。で、さっそく電話をこちらから掛けた。「いい情報だ」と前置きし、以上の説明をした。すると、すでに彼はプーさん病院の消化器内科のニューゲンDrにも相談していた。やはり「膵の嚢胞らしいが・・」ということで検査をする話も進んでいたようだ。その後、またしんどかどDrから電話が掛かって来て、「MRIを撮る予約をプーさん病院でしてもらったが、通常は1ヶ月待ち、それをどうにか早くしてもらっても2週間近くかかる」んだという。それを聞いて、「うちなら早ければ明日出来るかも。午前中には終わるしどうする?」とお勧めすると、「そうしよう」と言ってくれた。青雲会病院でも無論MRIは予約が必要だが、こんな場合枠が空いていればその日のうちにも出来る。もしかしたら癌かもという気持ちで1週間も1ヶ月もは過ごしたくはないだろう。検査して結論が出るなら1日でも早いほうがいい。私も明日は午前中は外来だが、午後は年休を取っている。5年前との比較があるから、私の頭の中では膵嚢胞との想定があり、それをMRI(MRCP)で午前中に確定させるだけ。1時間前の私の不安も高速を運転する頃は大いに和らいでいたのだった。

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