朝の院長室報告で感染管理防止対策室長のハマケイ君が来て言うことには「回復期病棟の某看護師がコロナに罹ってしまいましてー」と。先週末、最初は症状は軽くてそのまま夜勤に入った。しかし明けて帰る頃には発熱もひどくて検査をしたら陽性反応が出たという。コロナに罹ってしまうのは仕方ないとして、問題は患者さんや職員に広がらないかどうかだ。幸い2日ほど経過してもその兆候はないようだとのこと。ただ、次に発した言葉が私には謎だった。
「その看護師は『ショッカイ』もしているので・・その患者さんはしばらく監視を怠らないようにしなくては云々(うんぬん)・・」
は?ちょっと待って。「ショッカイ」って何だ?私にはどうにもピンと来なくて意味を尋ねた。ハマケイ君はちょっと戸惑って「ええと・・ショッカイ・・です」「だから全然意味がわからん、ショッカイって何?」「食事介助を略して食介(ショクカイ=ショッカイ)って言います」「へー、食事の介助ね。そんなふうに縮めて言うんだ。初めて知ったわ」「いやー、みんな普通にそう言っていますよ」だと。聞きようによっては「ショッカー」にも聞こえ、「ショッカーだったら仮面ライダーを呼ばないといかんな」とつぶやくとハマケイ君、はぁ?って顔をしていたよ。うむ、もう50年以上も前の番組だもんな、仮面ライダー。
確かにその言葉、青雲会病院だけで使われる隠語、仲間うち語ではなく、AI検索では「「食事」と「介護/介助」を合わせた造語として使われる。嚥下機能や噛む力が低下した人への食事支援全般を指す。法律上の専門用語ではなく、現場や解説記事などで用いられる表現」とあった。ふーむ、医療界でよく使われる「ムンテラ」「ステる」「アポった」「タキっている」などと同類だったか。意味は、ムンテラ:Mundtherapie(独語:ムントテラピー、病状説明)、ステる:sterben(独語:ステルベン、死ぬ)、アポった:Apoplexy(独語:アポプレキシー、脳卒中を起こした)、タキる:(英語:タキカルディア、tachycardia、頻脈になっている)で、特にドイツ語は日本語で言いやすく、紹介した以外にもたくさん例がある。
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