2025年10月30日木曜日

神戸学会初日

 消化器病関連では日本最大の学会であるJDDW参加で久しぶりに神戸へ向かった。DDW自体は3年前の福岡には行ったが去年一昨年の神戸はオンデマンド参加だった。コロナ禍もあって6年ぶりだった。8月末にはホテルの予約を取ろうとするも、会場のポートアイランドや三宮周辺はほとんど取れず(あってもバカ高)、今回は少し離れた鉄道沿線のホテルを予約した。新幹線で向かう予定でカールに送ってもらった。ただ、7時32分発の「のぞみ」には間に合わなかった。ま、乗る便はいくらでもあるので慌てない慌てない。

しかしー。往復券のチケットを購入後、改札口に入る直前、ある重大なミスに気が付いた。常に持っていると言っても過言ではないデジカメがないんだ。いや、出かける前は間違いなくバッグに入れたはず。はっ!カールの車中でいったん手に取って確認した後、カバンじゃなくて後部座席に置いたような気がする。カールにスマホで連絡するが出ない。また引き返して持って来てもらうというのも無理だ。カールは8時以降に着付け教室に行く予定があると言っていたんだ。もう一度カバンの中を確かめるもやはりない。はぁ・・今回はどうしても撮影するならスマホを使うしかないか。8時過ぎにカールからPowerShot G7X Mark Ⅲの写真が送られて来て案の定座席に忘れていたと分かった。がくっ。

さらに落ち込んだのは座席でのドジャース対ブルージェイズの第5戦のネット観戦だ。初回にスネルがホームラン2連発を喰らった。これは前日の記者会見でスネルが「明日は速球の精度を上げていかねば」なんて正直に語っていたからだよー。絶対初球のストレートを狙っていたもん。その後キケ・ヘルナンデスの一発で1ー2にするもどうにもドジャース打線に活気がない。このシリーズで打線爆発が一度もないんだ。神戸に着く頃、1ー6の大敗で終わり、これで2勝3敗、後がなくなった。はあ・・。

学会へは午後からの参加でポスター発表では大腸憩室出血のセッションに行き、その後ワークショップの「緊急内視鏡診療の適応と限界」を聴き、17時過ぎは商品展示や書籍など見ながらサテライトシンポジウムを聴くために会場に向かった。これ、夕食の弁当もらいが半分目的なんだが腸管の穿孔、出血予防のための最新器具の使い方など非常にためになった。↓はそのお弁当。

で、後はホテルに行って日本シリーズ第5戦を見ていたわけだが、ソフトバンクファンだけど今日は阪神を応援していた。2ー0でリードしていてこのまま逃げ切れるかと思って、シャワーを浴びて出てきたら・・なんと2ー2の同点になっているじゃない。柳田の2ランが出ていた。左打者があそこに打ち込むかぁ。こうなると延長は12回まで、メジャーリーグと違い日本では引き分けがあるからそうなるのか・・と思っていたら、11回に野村のホームランでソフトバンクが勝ち越し。これでほぼソフトバンクの勝利とシリーズ制覇は決まりだろう。おそらくその裏に同点、逆転の力は阪神にはない。接戦続きではあったがソフトバンクの地力が上回った格好だ。特にホームランが打てないと短期決戦は勝ちきれないな。

それとだが、日本のプロ野球機構もあまりに飛ばない現状のボールはどうにかしてくれないか。試合が地味すぎるんよ。メジャーリーグはよく打つと思われているが、実は裏話があって毎年打撃と得点データをチェックし、投手優位だとボールの反発係数を上げて打者寄りにし、その逆も行って平均得点が一定になるように調整しているのだ。なぜそうするとかといえばファンや観客のためなんだ。日本シリーズに限らずレギュラーシーズンもじりじりとした地味展開が多かったでしょ。試合時間もメジャーでは数年前からピッチクロックという仕組みを導入し、ピッチャーが早く投げるように促し、結果試合時間が平均30分は縮まって見やすくなった。そして来年からはストライクボールの審判判定にも画像判定システムが導入される。そこら辺のダイナミックさを見習って欲しい。最近の私はたまにプロ野球見るけれど、ほとんどメジャーリーグ観戦ばっかしになってしまっているのは、大谷や日本人選手の活躍ばかりじゃないのだ。

神戸のホテルの一室でうなだれる阪神ファンと歓喜のソフトバンク選手の映像を見ながらそんなことを考えていた。

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