だが1回表、若干硬さの見えた山本が死球でランナーを出しその後2アウトで次打者がライトフライを打ち上げた。右にそれる打球ではあったがライトのテオスカー・フェルナンデスが捕れない打球ではなかった。しかしこれを捕り損ねるのよねぇ。エラーでランナー2、3塁だ。この後ヒット打たれていきなり2点を先制された。だが山本には自責点はつかない。エラーがなければ3アウトチェンジになっていたはずだから。テオスカーの緩慢守備はこれまでも失点の遠因になることがたびたびあった。リードした試合の終盤は守備固めに彼は交代させられることも多い。だがテオスカーは昨日もホームランなどで打点をたくさん取っているし欠かせない選手だ。例の「マネーボール」によると守備と攻撃では試合結果に影響の大きいのはデータ上は攻撃力の方であって守備力のいい選手を過大評価するのはチーム構成上やや問題であるということだった。でも外野のこうしたミスは昨年のワールドシリーズ第5戦でヤンキースのジャッジが簡単なセンターフライを捕り損ね、そこからドジャースの反撃を招きテオスカーの長打で一気に逆転されたようにポストシーズンでは時に致命的な結果になることがある。一発勝負では決定的な守備ミスをしないことも重要なポイントだ。
アメリカや南米の投手はコントロールをよくする訓練が足りないんじゃないか。速球を投げることばっかしでこうした緊張する場面では制球が上手く出来ずに四球連発し、ストライクを投げざる得なくて狙い撃ちされることが多い。9月以降のドジャースリリーフ陣はそのパターンばっかしだった。しかし日本人投手は佐々木に限らずストライクをしっかり投げられる。そこに100マイルと落ちる球があればリリーフは上手く行く。これまでレッドソックスの上原浩治や岡島秀樹、ドジャースの斎藤隆、マリナーズの佐々木主浩と成功例が多いのも肯ける。これからのディビジョンシリーズ5回戦、リーグチャンピオンシップシリーズ7回戦、ワールドシリーズ7回戦のクローザーは佐々木朗希でいいんじゃないかな。
前にも書いたが、番狂わせが起きやすいので私が一番心配していたのは今回の3回戦制のシリーズだった。そこを2連勝と突破したのは大きい。次のフィリーズ戦はもしかして一番の強敵かもしれない。しかし、レギュラーシーズンでは2勝4敗と負け越しているけれど、ドジャース側の戦力が整っていない時期での結果であって、現状であれば3勝1敗か3勝0敗で勝ち上がれると思う。そうなると残りの7回戦制ではドジャースはかなり有利に戦える。日本時間の10月5日早朝から始まる対フィリーズ戦約1週間が楽しみだわい〜。
(追記:わっはっはっー!2日遅れのこてる日記、今さっき日本時間10月5日の午前、ドジャース対フィリーズ1回戦が終わり、5対3でドジャースが逆転勝ちした。大谷が失点を序盤の3点のみでこらえ、7回表にテオスカー・ヘルナンデスの逆転3ランホームラン!そして9回は佐々木が締めた。序盤のドジャース失点はテオスカーの緩慢守備で2点で済むところ余計に点を取られた。しかしこの日の日記に書いたとおり、野球では守備より打撃が大事と書いたとおりの結果になった。佐々木もクローザーになってドジャース先勝。どうやらこてる日記の予想通りになりそーだぜー!)
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