2026年6月5日金曜日

あなたは手を組む時、左手が上か、右手が上か

以前からちょっと不思議だなと思っているのが、手を組む時の左手が上か右手が上か問題だ。みなさんも何も考えずに手を組んでみて。左か右のどちらか上になるかは「常に」いっしょだと分かるはず。もし、左右を入れ違えて組むと何かしら違和感を覚える。ちなみに私の場合は必ず右手が上に来る。これを左手を上にするとどうにもしっくり来ない。

そう、腕を組む時も左右の違いがある。私の場合、今度は左腕が上に来る。右腕を上にすると違和感がある。つまりは「右手上左腕上」パターンだ。これをカールに尋ねると、「左手上左腕上」パターンだというんだ。利き腕が関係するのかというとそうではないようで二人とも右利きである。

ネットで調べてみた。すると「無意識に指を組む(手を組む)とき、「左手の親指が上になる人」がやや多いという研究報告があります。この組み方は「利き手」とは異なり、無意識の体の使い方のクセや、右脳・左脳のどちらを優先的に使っているかが表れているとされています」だと。へーえ、「左手上」の方が多いってか。そして、右脳と左脳のどちらが優位かと関係するそうだが・・。さらにネットAIはいう。

一般的に、親指の上下の組み合わせによって以下の傾向があると言われています。
・左親指が上になる人(右脳派タイプ):
直感やひらめきに優れ、感覚やイメージでものを捉えるのが得意な傾向があります。
・右親指が上になる人(左脳派タイプ):
論理的思考や分析に優れ、物事を筋道立てて考えたり計画的に処理したりするのが得意な傾向があります。

左親指上は右脳派タイプ、右親指上は左脳派タイプというのでちょっとややこしくなる。さらに腕組みの左上、右上も持って来て4つのタイプに分けたり、それをさらに男女別で分けて「あなたはどのタイプ?」と解説しているサイトもあった。

私はこのあたりで少々興味が薄れてくる。性格診断や人のタイプ診断ってあまりにもあいまいなものだからだ。人間、そんなに単純には分けられないってばよー。そもそも左脳派や右脳派という概念はどこから出てきたのか、それは由来があるようで、1960年代に行われたロジャー・スペリー博士による「分離脳(スプリット・ブレイン)」研究にありとのことだ。

以下ネットAIの解説によると、「てんかん治療のために脳梁(左右の脳をつなぐ神経)を切断した患者の実験から、左右の脳で機能が異なることが明らかになり、そこから「直感や感覚の右脳」「論理や言語の左脳」という概念が生まれました。この研究は後に1981年にノーベル生理学・医学賞を受賞しましたが、現代の脳科学では「人間の思考は常に左右の脳が連携しており、右脳か左脳のどちらかだけを使うことはない」というのが通説です。現在では、日常的な性格や思考の傾向を表す心理学的な「例え」として定着しています。」なんだそうだ。

さらに2013年にユタ大学で大規模な実験が行われたという。

「MRIを用いて1,000人以上の脳をスキャン・分析した結果、「右脳派」「左脳派」のような利き脳や、特定の脳の半球ばかりを過剰に使う人は存在しないことが明らかになりました。」

「調査方法: MRI(磁気共鳴画像法)を使用して、7歳から29歳までの1,000人以上の脳ネットワークを詳細にマッピング。判明した事実: 言語能力や論理的思考など特定の機能において、脳の特定の領域が働くことは事実ですが、どちらか一方の半球を日常的に多く使うといった傾向は見られませんでした。」

「結論: 「論理的思考は左脳、芸術・直感は右脳」といった単純な二分法は医学的な根拠がなく、脳全体をバランス良くネットワークさせて使っていることが証明されました。」

つまりは、左脳・右脳がどうたらこうたらといった論説や性格診断、タイプ判断はよくある血液型性格診断と同様に科学的根拠は全くなく、手組み、腕組みでタイプを論じるのは無意味と理解出来た。

それより手組み、腕組みをする時に、なぜ人は左右の組み方がその人によって常に一定になるのか、そして左上と右上のどちらが多いのか、きちんとした統計データがあるのかに興味がある。それは性格診断などと違ってはっきりしたデータが出せるはずだからだ。利き腕についてはその辺は調べがあって、左利き右利きはおおよそ1対9で右が多いのはよく知られている。そしてなぜ左右の差が生じるのか、遺伝要因はあるのかなどいろいろと研究は進んでいるようだが決定的な説明は未だされてはいない。ふーむ、となると手組み、腕組み研究はまだまだ今後の課題か。誰かこんなしょうもないかもしれない研究をやってくれないかなぁ。

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