2026年6月8日月曜日

湯浅先生、「子宮頸がんの予防にワクチンが大事だ」と言い止まぬ

鹿児島県の医師会報6月号が届いていた。私がこの雑誌を見るのは会員動静(特に退会者)とたまに特集で面白い記事が載っている場合だ。

今回は「時の話題」欄に「ゆあさこどもクリニック」の院長湯浅由啓(ゆあさよしひろ)DrがHPVワクチン接種についてかなりのページを割いて(7ページも)いるのが目を引いた。タイトルが「学校医は学校でHPVワクチンの話をしよう 〜あなたの番です〜」とあり、子宮頚がんワクチンの接種を広く呼びかける内容だった。

というのも鹿児島県のワクチン接種率はまだまだ低く、高校1年生相当では43%(全国45位)(2026年2月)と低迷しているのに対し、隣の宮崎県は高校1年生相当では61.6%(10位)と大きく水をあけられているのだとか。宮崎県が学校で出前講座をやり接種率を大きく向上させたように、鹿児島県でも学校現場で保護者に向けて啓発運動をすることが、女性の命を救うことになるのだという話だった。ちなみに湯浅先生は私の大学時代同期である。ただし、卒業後同窓会以外ではほとんど会ったことがない。従って彼に頼まれて今日の日記ネタにしたということはないと付け加えておく。
私は最近でこそ子宮頚がんワクチンを日記ネタにしていないが、以前はさんざん取り上げてきた。特に、実は副反応被害がないにもかかわらず被害者の会の意見ばかりを取り上げワクチン接種の普及を邪魔し、結論が出た今もさほど反省の色がないマスコミやワクチン被害妄想論者たちを非難してきた。ふり返ればコロナ窩の2021年に集中して投稿していた。

2021/1/21「コロナワクチンを打つ、打たない」2021/2/10「今、HPVワクチンを考える」
2021/5/1「打てよワクチン」
2021/8/16「名古屋スタディからHPVワクチンの汚名を晴らす」2021/9/21「そのファインプレーの割に内閣支持率は低い」2021/11/22「村中璃子氏に学ぶ〜子宮頸がんワクチン打たなかった問題〜」

投稿文の最初に隣の宮崎が高校1年生のワクチン接種普及率が全国10位なのに対し、鹿児島は45位と大きく差を付けられていると湯浅先生は書いている。実は宮崎は今でこそだが、宮崎市でいうと2019年子宮頸がんの罹患率が全国ワースト1位となり、2022年2月に初当選した清山市長がこの問題に積極的に取り組み、同年4月HPVワクチン接種が再開されると同時に中学校での出前講座を各学校で展開したという。

湯浅投稿によると「宮崎市の2022年(令和4年)の初回累計接種率(高校1年相当)は22%、2023年は43.9%、2024年は63.2%、2025年12月で60.6%と飛躍的に接種率が向上してキャッチアップ接種も68.4%と抜きん出ています。2025年には市独自でキャッチアップ世代の無償期間をさらに1年延長し、男子への接種費用も市が全額負担を開始しています。HPVは男性でも中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマの原因となります。男性へのHPVワクチンの公費助成は全国で東京23区と55市町村で始まっています。鹿児島県は子宮頸がんの罹患率がワースト1位になったもようです。」とあった。なんと鹿児島は子宮頸がんの最悪地域に成り下がっているじゃないか。行政の違いであなたの娘さんたちの近い将来の命に影響が出るのだ。上の私の書いた「名古屋スタディ」のネタを読めば分かるが、せっかく素晴らしい結果が出たのにそれを活かそうとしない市長さんと比べ宮崎の市長さんの素晴らしいこと!

最後に湯浅先生はこうまとめている。

「子宮頸がんはワクチンで防ぐことができる疾患です。ワクチンを正しく知り、必要以上に恐れないこと、性交渉が始まる前の接種が極めて重要で、しかも多様な症状のほとんど出ない小学6年生で接種することが望ましいこと(ワクチン先進国と同様に)、接種によって多様な症状が出ると接種が進まなくなることを避けるためにも、小学6年生で接種することを勧めることが極めて重要です。」

付け加えると、ワクチンの副反応を疑う、気にする、心配する人たちには先生はこう解説している。「例えるなら、事件が起こった時に、見慣れない人物が周囲にいたとして、この人物が怪しいと考えがちですが、実際は無関係で、えん罪を引き起こすことがあるのと似ています。」そうなんよ。ワクチンは人助けをしていたのにえん罪に巻き込まれていたんだ。湯浅先生、陰ながら応援してますよー。

ゆあさこどもクリニックのホームページは→https://yuasakodomo-clinic.com/

0 件のコメント:

コメントを投稿