2024年5月30日木曜日

その名はクラノスケ

午後の内視鏡室、仕事も終わってみんなゆったりしていると、放射線科のタッチゲンさんがやって来て、花ゆりNsに何か表を渡していた。「ああ、助かるわ〜」と花ゆりNs。「何それ?」と尋ねると「クラスの年間スケジュール表です」という。「クラス?」「小学校のクラスです」ほう、二人の息子さんは小学6年生で同じクラスメートなのだった。

タッチゲンさんは上は大学から高校生、小学生が2人と4人ものお子さんがいて、3番目の次男は今風に「ノエル」と呼ぶんだそうだ。実際は漢字が当てられ下の子も「シオン」とか言って、花ゆりNsに言わせると「外人さんっぽい名前なんです」そしてタッチゲンさんによると「完全に音(おん)で名付けました。意味は特にないんです」とのことだ。ノエルだからクリスマスと関係して12月生まれかと思ったら全く違った。シオンもきっとエルサレムにある丘の意味ではないだろう(笑)。

で、花ゆりNsの息子さんはいうと、私は知っていた。なんと「クラノスケ」なんだ。おいおい、ノエルやシオンはいかにも平成令和風だがクラノスケって江戸時代じゃないかと私は揶揄した。しかし「古くさいけど滅多にいなくて一発で覚えてもらえる名前だと思って」と彼女は説明した。ただ、その後に「でもですよ。何と同じクラスにもう一人『クラノスケ』がいるんです」だって。なになにー!今どきクラノスケっていうだけでもちょいと珍しいのに同クラスに二人もいるんかい。いやはや驚いた。もしかして俳優の佐々木蔵之介が影響している?私なぞ忠臣蔵の大石内蔵助を真っ先に思い出すのだがー。↓は11年前、生後数ヶ月のクラノスケ君。

でもクラノスケ君が生まれたときからその名を私も覚えていたから彼女の狙いはぴったしだったわけだ。江戸風も令和風もそれぞれよしっ!ってことで、私は内視鏡室を後にしたのだった。

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