2024年5月21日火曜日

パン屋とおにぎり屋、税理士スガワラくん語る

YouTubeで菅原由一という税理士のチャンネルが面白くていくつか見てみた。プロフィールには「1975年、三重県生まれ。SMG 菅原経営株式会社 代表取締役 / SMG 税理士事務所 代表税理士。 元国税調査官の師匠からの学びにより、圧倒的に税務調査に強い税理士として知られ、全国から税務調査立会い依頼が後を絶たない。 銀行が絶賛する独自資料の作成で赤字会社も含め融資実行率は95%以上。顧問先の黒字企業の割合は85%を実現し、全国平均30%を圧倒的に凌ぐ」などなど、すごい方のようだが、見た目は普通のそこら辺のあんちゃんって感じだ。
「脱・税理士スガワラくん」というチャンネルで、今うまくいっている商売と廃れている商売を上手に解説していた。最初に見たのは「パチンコ屋のガイアが倒産した本当の理由」というやつで、今日見たのが「倒産急増パン屋の次はあのお店!」という話題だった。高級パン屋がブームになったはいいが、大手の「乃が美」が一時全国チェーンで256店舗あったのが今は100店舗ほどになったとか、昨年度の倒産が37件とその前の倍以上になったとかブームは定着しなかったという。その原因として小麦粉の高騰があり、コロナ融資の返済が迫ってきたこと、それに高級食パンなど物珍しさから飛びついてもしょっちゅう買いたくなるような店は少ないなどの指摘があった。なるほど。この手の食品業界ではまた行きたくなるいわゆるリピーターが増えないと続くものではないという。いわゆるその店の「ファン化」がないといけないというのが一番大事ということだった。(→https://www.youtube.com/watch?v=I_mCNMGMkwA

この菅原由一さんは「タピオカ屋はどこに行ったのか?」という本を出しているようで、一時ブームになった食品、タピオカやその後のから揚げやパンなどどれも同じ原理でブームになるものの続かない現状を指摘しているそうだ。で、パン屋の後に今ブームになりかけているのが何かとアシスタントに質問していた。答えは「おにぎり屋」だと。なるほど。数ヶ月前に見たTV(NHKの突撃!カネオくん)でもそれを特集していた。おにぎり屋の利点は、まず原材料のお米がほぼ国産で原料費が安定していること、小さなスペースでも開業しやすいこと、技術がそんなにいらない割にバラエティー豊かな商品展開がしやすいこと、2個500円以内で昼食の代わりになることなどを挙げていた。凋落しつつあるパン屋とはそこが違うという。ただ、物珍しい変わり種のようなおにぎりよりも定番化した買い求めやすいおにぎりを作らないと一過性のブームに終わってしまう可能性もあるから安易に手を出すと痛い目に遭うことも指摘していた。最終的には実力のあるところはパン屋もおにぎり屋も生き残るという。

ふむう。どの商売、いや病院ですら参考になる意見でYouTubeの面白チャンネル、あなどりがたしだったな。

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