私がその疑問を呈したのは2018年の選定の時だった。サッカーワールドカップで大迫勇也が活躍し「大迫、ハンパないって」から「ハンパないって」はすごく人口に膾炙(かいしゃ)していた。しかし大賞に選ばれたのは冬季オリンピックの女子カーリングチームの「そだねー」だった。この言葉、TVなどで耳にはしたが誰か日常生活で使っていた?流行語というからには多くの人がよく使っていた言葉じゃなきゃと私など思うが、このあたりからこの賞は少しおかしい、ずれていると思うようになった。去年の「ふてほど」など不適さ極まれりだ。
話を元に戻すと2018年はなぜに「ハンパないって」が選ばれなかったのか。それはこの発言をしたのが2009年の冬の高校サッカー選手権で大迫を擁した鹿児島城西に負けたチームのキャップで、その頃はすでに社会人になっていたが、そのしがらみからか表に出るのを拒んでいて受賞されても拒否する姿勢だったからだ。これって本当におかしい。その年の流行語の大賞を決める時の判断理由になるならないが受賞する人がいるかどうかだなんてー。
そうなると「クマ被害」も心配になってきた。大賞に選ばれば、後の時代にこの年は「クマ被害」がかなり問題になっていたと推し量れると思うが、そもそも「クマ被害」が大賞なら誰が受賞されるのだろうか。猟友会?それとも被害者?被害の多い、北海道、東北各県の首長らか?別に誰ももらわくてもいいじゃない。流行したなら受賞者なんていらない。今年前半は関西万博も話題になりそこからキャラクターの「ミャクミャク」が選ばれている。万博が選ばれるならミャクミャクが受け取るのだろうなぁ。↓に今年の候補一覧を載せよう。30語のうち私が聞いたり知っているのは前述した「クマ被害」「ミャクミャク」以外に「オールドメディア」「オンカジ(オンラインカジノ)」「教皇選挙」「国宝」「古古古米」「昭和100年」「トランプ関税」「物価高」「女性首相」などあるがどれもピンとこないねぇ。世相を反映しているのは「物価高」と「緊急猟銃/クマ被害」の二つかなぁ。いずれにせよ、本当の意味で世相を反映した流行語を選んでくれないと、世間からは評価されないし、いずれ無視されるか話題にも上らなくなるよ、ねえ、審査員のやくみつるさん。

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