2025年11月5日水曜日

若者よ、囲碁も面白いぞ

今日の外来は医師事務作業補助者の「君や」さんが付いてくれた。以前は私には補助者は付いてくれなかったが、増員されたこともあり、数か月前くらいから「僕や」さん、そして「コンフォート」さんと代わる代わる付くようになった。最初は別に付いてくれなくてもーなんて思っていたが、やはりかなり助かるねぇ。

昼前の一段落した頃、彼女と話をすると、妹が二人いて二人とも子どもの頃は囲碁の教室に通っていたそうだ。これにはちょっと驚いた。私の周囲には囲碁をたしなむ女性ってのがほとんどいないからだ。男性ですら最近はあまり聞かない。囲碁人口は減少の一途で、日本の囲碁の総本山日本棋院も赤字経営が続き「あと4年ほどで破綻するかも」とか「市ヶ谷の日本棋院東京本院ビル売却か」などの厳しい報道があったばかりだ。

私の自分の三大趣味というか三大レジャーは囲碁、麻雀、ボウリングで、それぞれ50年、40年、30年以上続けている。三者平等にハマっているわけではなく、例えば今は麻雀は定期的に打っているがボウリングをほとんどしていないし、囲碁はネットで棋譜を眺めるくらい。これが20年ほど前は麻雀はまったくせずボウリングばっかしだった。囲碁は近くに碁敵がいる時と90年代のパソコン通信時代にはハマってよく打っていた。子どもたちにもその三つを勧めたが、面白いのは麻雀は長男のテルだけがしていて、囲碁は子ども時代のセージだけが囲碁教室に通っていて、ボウリングは三男のチッチだけがしている。3人に分割して遺伝したってことか。

君やさんの妹たちが囲碁を始めたのは、ちょうどマンガ「ヒカルの碁」が流行っていたからだそうだ。そうそう、セージもヒカルの碁がきっかけだった。君やさんの年齢はテルとセージの間ということでほぼ同世代だ。で、下の妹さんは最近麻雀にも興味があるらしい。なんでも「推しの雀士」がいるんだとか。ははあ、これってMリーグが若い人にも注目されているからだろう。妹さんは女性にしては珍しく勝負事が好きな体質と見える。なんなら一度囲碁か麻雀かお相手願いたい気もするが、特に麻雀など卓を囲んでの実践経験はまずないはず。今はネット時代で牌を握ったこともないが麻雀は出来るなんて若者が増えているらしいしね。↓は一例としての佐々木寿人麻雀プロ。

麻雀界はかなり頑張っている。囲碁界も本来は人生を掛けてもいいくらい面白いゲームなんだ。あの小学生で囲碁プロになった中邑菫さんは今韓国囲碁界に行って若手女流棋戦で活躍し今日も準決勝を勝ち上がっていた。私は毎回彼女の棋譜を見るのが楽しみでもある。囲碁界よ、本当に面白いゲームなんだから、自信を持って若者をもっと取り込んでいこーぜ!

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