2024年4月29日月曜日

この写真の病名は?

夜、ふと気がつけばLINEにテルからの連絡があった。

「右脇腹が張ってて痛い。右下腹部も張ってて痛い。その真後ろの背中も痛い。便秘でこうなるかな?左はなんともない。昨日の夜ボルタレン(鎮痛剤)飲んだんだけど(痛みが収まらない)」と。

一瞬、虫垂炎か?とよぎったが、テルは中学3年の時に虫垂炎の手術を受けているのでそれはあり得ない。となれば・・メールで返信しようかとも思ったが直接電話をした。

「書かれてある症状からすると右の尿管結石が一番考えられる。痛みに対しては鎮痛剤の座薬(ボルタレン座薬50mg)が一番いいのだが持っていないよね。水分は摂った方がいい。排尿を促すと尿管に引っかかっている結石が膀胱に落ちやすくなる。膀胱に落ちれば痛みはなくなる。ただ吐き気も伴うことが多いからたくさん飲むと嘔吐にも気を付けないと・・」ウンウン言いながらテルは聞いていた。そこで「1日か2日で痛みはよくなることが多い」とは言ってみたものの「1日2日かもかかるのか」ときつそうな返事だった。

実は私も20代半ばと40代半ばの2回、右の尿管結石で激痛に見舞われたことがある。1回目は卒業試験の勉強中に起き、鹿児島市医師会病院でいろいろ検査し胃カメラも生まれて初めて受けたりしたが「尿管結石しか考えられない」と言われた。2回目はちょうど20年後にボウリングの後に起きて当時の青雲病院に夜間受診し座薬では効かず鎮痛剤注射でどうにか症状は取れた。

その後テルはどうなったかなと思っていたら、未明の午前1時54分に写真付きでLINEに連絡があった。痛みが我慢できず友人に付き添われ「責任病院」を受診し、レントゲンやエコーで「おそらく尿管結石」と言われ、さらに検尿で潜血+でほぼそれに決まり、鎮痛剤座薬を入れてもらったそうだ。外来で痛がっている様子が↓だ。

いやー、医者の立場で言わせるならこの写真、慣れた医療関係者なら尿管結石痛の患者ってわかる図だ。実際、青雲会病院の当直をするガンバ看護師に見せたら、すぐに「尿管結石ですか」って答えたしー。

それと昔デンコー父がよく言っていた言葉を思い出した。「子どま親ん良かとこは似らんもんやっでやー(子は親の良いところは引き継がないものだ)」写真を見てその言葉とともに私の昔の姿を思い出したのだった。ああ。

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